暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
ハーケン会戦〜大戦の”裏”の戦い・後篇〜
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”……?」

「”一番弟子”は”黒のアルベリヒ”ですが、”三番弟子”とは一体……」

シュミット博士の話を聞いてある疑問を抱いたエリナは眉を顰め、ティオは考え込んでいた。

「そんで?ラインフォルトの会長さんの方はどういうつもりなんッスかね?ラインフォルトグループなんていう大企業の会長がわざわざ現場――――――それも”戦場”に出て来てまでエレボニアに協力しているなんて、正気の沙汰じゃないッスよ。」

「―――――発注された試作器の運用効果を見届けるのも”契約”の内とだけ言っておくわ。それ以上は赤の他人の貴方達に話すつもりはないわ。」

真剣な表情を浮かべたランディの問いかけに対してイリーナ会長は静かな表情で答えた。



「……確かに貴女の言う通り、”それ以上の事情”について知るべきはアリサさん達Z組でしょう。――――――ですが、自ら”容疑”を認めた以上、貴方達が役目を果たそうとしているように、俺達も”特務支援課としての役目”を果たさせてもらいます。」

「……”容疑”ですって?」

静かな表情で答えたロイドの話を聞いたイリーナ会長が眉を顰めたその時

「――――――ラインフォルトグループ会長、イリーナ・ラインフォルト並びにルーレ大学客員教授、ゲルハルト・シュミット。クロスベル帝国法に基づき、”クロスベル帝国民でありながら、クロスベルと戦争状態に陥っている敵国家であるエレボニア帝国に協力した事によるクロスベル帝国への反逆”の容疑で逮捕する……!」

「クロスベル双皇帝の一人、ヴァイスハイト・ツェリンダー皇帝陛下からも直々に捜査令状、および逮捕状も既に出ているわ!」

「お二人の逮捕はアリサさんとシャロンさん達Z組だけでなく、アルノール皇家からも頼まれています。お二人にも深い事情がある事は理解していますが、大人しくお縄について諦めてもらいます。」

ロイドが警察手帳を出して逮捕宣言をし、ロイドに続くようにエリィとティオもそれぞれ宣言した。

「フン、そちらが占領した領土の国民扱いした挙句反逆罪扱いするとは、呆れるにも程がある”冤罪”だな。」

「……アリサ達が貴方達――――――いえ、”クロスベル帝国の思惑による冤罪”を受け入れてまで私達をここから連れ出そうとする”なりふり構わないやり方”を取った事は正直驚いたけど……だからと言って、私達がそれを大人しく受け入れるとでも?」

「それぞれの意志を貫く為にもあくまで抵抗するつもりですか……」

「おいおい、戦闘能力も皆無の上この戦艦内にいるエレボニア帝国軍の連中の援軍も期待できない状況なのに、どうやって俺達に抵抗するつもりだ?」

「もしかしたら黒の工房の本拠地の時のように、ステルス機能で隠れている人形兵器が護衛についているかもしれませんね。
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