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私はいじわる 小悪魔が住みついた
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 次の土曜日 朝9時頃 昂が訪ねてきて

「おう 早く 着替えて来いよ」

「なんなのー 着替えるって」

「言ってたろー 付き合うって トレーニングだよ まぁ 俺は、そのままんまの服でも良いけどー」

 私は、その時 気が付いた。長めのトレーナーパジャマで下のズボンは穿いてなかったのだ。あせって、思わず前を押さえたんだけど、見えてるわけないと・・思い直していた。

「あっ そうか 待っててね」と、私は、体操用のハーフパンツで出て言ったら、途中から昂はあの山の上の神社に向かって行った。

「あのー 昂 待ってよー 登るのー ジョギングって河川敷とか軽く走るんじゃぁないのー」

「だから トレーニングって言ったじゃん 文句言わないの! しっかり、ついて来いよ」

「えー これじゃぁ 地獄トレ やんかー 鬼かぁー」

「黙って走れよ 息切れするぞ 付き合うって、可愛い顔して言ってたやろー」

「うー 今 可愛いって言った?」

「うん あん時はな でも、今は 顔が歪んできてるぞ」

 もうーなんでウチはこんなことになるはめになったんだ と、ゼェゼェ言いながら、ずーと先を行く昂を追いかけていた。もう ダメと思っていると、上のほうから昂がファイトとか勝手なこと叫んで、腕を振っている。あの野郎 ウチへのいたわりの気持ちも無いのか― もう 腿のところが震えてきていた。

 ようやく上に着いた時、昂は腕立て伏せをしていた。何と言う奴だ。本当に鬼の子なのかー。

「おう やっと 来たかー 1Km位しかないんだぜー これくらいでへたばるなよー」

「そんなん ゆうてもなー もう心臓バクバクやでー」

「どれ」と、言って昂君が私の胸に手をあてようとしてきた。私は、防ぎながら

「なにすんのー! いきなり」

「そんなにびっくりするなよ 抱き合ってキスした仲やんか」

「ウェー やっぱり あの時 わざとやったんやろー 抱き合ったわけちゃうからね」

「ばか 偶然でもキスはキスやろ さぁー あの参道をうさぎ跳び3往復 まぁ真珠は2往復でいいや」

「ゲー なに ゆうてんのん いじめやんかー そんなん」

「あのなー 夏美とか蘭ちゃん 最近、ぶくぶくしてきたん知ってるやろー あんなんになりたいんかー 真珠もちょっとぷっくりしてきてるぞー」

「うーん やるよー やればいいんでしょ この鬼めー!」

 やり始めたけど、とても ダメ こんなんアカン。私が片道の半分も行って無いのに昂は折り返してきてすれ違ってた。ようやく、片道を終えた時、昂が戻ってきて

「なぁ 昂 もうアカン あっちまでいい?」

「そんな泣き言うなよ 根性だよ」と、私のお尻をポンとしていってしまった。

「なんや
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