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タイトル案は第一話に記載しています。
ギレイス攻城戦?
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ーギレイス宮殿 屋上ー

暗い夜の下で、光と闇が対峙する。

「追い詰められたね。終わりだよ」

夜の闇の下で、黒い少女は微笑んだ。

「アリシデェタ様の命により、貴方を処断します」

誰のことだ?
誰かの下で動いているのは明確。
なら、それは今の状況から考えて魔王しかあり得ない。

「アリシデェタってのは、王城に居座っているあいつのことかい?」

「へえ、よく知ってるね」

...別に、僕が今ここで争う必要はないな。

「僕は人類を裏切ってるんだ。争う気は無い。手を組もう」

交渉してみるか。効果は知らないが。

「そんなの、信じるとお思いで?」

「本当さ。僕が信じてるのは聖典だけなんだ。それに則って、人類を滅ぼす必要があるんだよ」

「なにそれ?聖典?何か知らないけど、そんな胡散臭いゴミ信じるなんて、馬鹿じゃないの?」

.....

「..そうかな?そっちこそ、お前が慕ってる奴なんて、僕の足元にも及ばないんだけどな」

「...許さない。よくも、侮辱したな!!!!!!!!」

そう言って、激昂する。

どうやら、話し合いで解決するのは不可能らしい。
仕方ないな、こいつはここで消すのが最善だろう。
幸い、ここなら誰にも見られることはない。

それに、これは神の名を賭けた代理戦争だ。



「『封印開放(アビス・バレット)』!!!!!」

黒い砲撃が、空から無数に墜ちる。

これは、どうやら手加減できないな。

ーそうだな、本気を出そうか。


イメージしろ。

敵を、際限なく消し飛ばす、そんなイメージを。

精神を、肉体を、極限まで研ぎ澄ます。

今まで、剣を振り続けたのはこのときのためだ。

一分の無駄なく、光を剣に充填する。



「聖典....第二章....」

ー第三節_正義を為すのに、手段を選んではならないー
ー第七節_何時如何なる時も、冷静さを欠いてはならないー
ー第十五節_正義を阻むものは、即ち悪であるー


「『断罪』」


際限なく解き放たれる光が、敵へと収束する。


「なっ!?」


黒の雨は一秒で崩壊し、「悪魔」の右頬を傷付けた。


「ふざ...けるな...!!お前なんかに、、負けない!!!!」


『処刑執行(パニッシュメント・エンド)!!!』

純黒の闇が、空間の境界を抉るように放たれる。


「聖典.....第三章.......」


「『神罰』」

天から光の如く、突き落とされる光の槍。


光と闇が衝突し、その境界で崩壊した。


これを相殺するか。

なら.........

そちらが攻撃を
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