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タイトル案は第一話に記載しています。
ギレイス攻城戦?
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らを敵へと投げつけた。

(投擲!?いや、それにしては精度が悪すぎる...!!)

「第二章....」

短刀に込めた光を、敵の斜め上の位置で開放する。

「『断罪』」

そして、複数の短刀から、光が突き刺さる。


「ッ!!『封印開放(アビス・バレット)』!!」

咄嗟に、闇魔法を撃った反動で身を躱した。

そして、そのまま遥か上空へと飛翔した。

双方が、高低差を挟んで睨み会う。

このタイミング...
この一撃で、決着が決まる...!

「アリシデェタ様のために!!!」

「神の名の下に」


「「お前を殺すッ!!」」


下方に見える光の使い手を見る。

ここで、この一撃で、決まる。

落下しながら、ありったけの闇を蓄える。

ーアリシデェタ様!!只今、帰還しました!!

ーああ、よく帰ったな

また、あの場所に帰るために。

また、笑って出迎えてくれるように。

負けられない。こんなところで、死ねない...!!

体内の細胞、その全てを、闇魔法に宛がう。

両目を開眼し、体中に闇の瘴気を纏い、

そして、その全てを右手に収束させる。

撃ち砕く...!!私の、全てで...!!


「『絶対終焉(エンド・オブ・メルシゲェテ)!!!!』

この世全ての混沌を、その身で浴びろ....!


夜空から降り注ぎ、万物を穿つ、夜闇より暗く黒い宵闇へ向って、剣を構える。
もう二度と、踏みとどまることはしない。
《《最善》》を尽くすだけだ...!!


「聖典......第一章........」


ー第一節_何人たりとも神に背いてはならず、神の教えは絶対の正義であるー
ー第二節_魔族は人類にとっての敵であり、神に背く害悪であるー
ー第三節_人に生まれたならば必ず正義を為すべきであるー
ー第四節_穢れなき魂は、死後救済の地へと導かれるー


「『救済』」


放たれるは、極限まで洗練された、光の絶対収束。

その光は、闇の全てを飲み込んだ。


ー危なくなったら、帰って来いよ。

ごめんなさい。アリシデェタ様。

約束、守れませんでした。


「消え失せろ」

十字に輝く光は、闇の全てを消失させた。

「これで終わりか」
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