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僕は 彼女の彼氏だったはずなんだ 完結
16-?

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 3月も残り1週間程になった時、明璃ちゃんと清音が連れ立った来た。

「美鈴さん ウチ 明日、東京に行きます。挨拶にと思って・・」

「そう 淋しくなるわね 元気でいてね 今まで通りで ちゃんと、ご飯も食べるのよ 自炊でしょ」

「そうですね 何とかなりますよー 明日ね、その足で昇二を見送ります。お姉ちゃんも一緒に」

「そうなんだ 笑顔で見送れるの?」

「しょうがないよね こんなに可愛い娘を置いて、行っちゃうんだから・・ 他の男に掴まえられても、知らないよって言ってあるんだぁー そしたら、その時は絶対に取り返すからって言ってくれた。だから・・おとなしく、待ってる」

「うそ ウチには、社会人になるといい男に巡り合うかなぁーとか言ってたやん」

「清音! 少しくらいは、仕方ないやんか 社会経験よ」

「明璃みたいな お転婆 相手してくれる人がいると良いけどね」

「うん 清音みたいな、お転婆娘 知り合えると良いけどなぁー 寂しいよね」

「ウチな 明璃が親友だって、言ってくれた時 すごく、嬉しかった 離れるの、嫌やけど、明璃が絵の修復士として成長していくんやから、応援しやなあかんねな」と、段々と淋しくなったのか清音は下を向いていた。

「清音 ウチも嫌やでー そやけど、清音も頑張っているし、はよーウチも一人前になるよう頑張るやん 離れても、いつまでも親友のままやし 誰かさんみたいに、外国行くんちゃうから、又、いつでも会えるやん」

「そうだね 又、会ったら・・あんまり、バカすんの嫌やで・・」と、直ぐに、笑顔になっていた。

「そんなん 付き合ってくれるの清音しか居てへんやん」

 その後、明璃ちゃんはお店のみんなにお別れの挨拶をしていた。帰る時、私は就職祝いと言って、買っておいたスカーフと汚れたら捨てていいから仕事で使ってとお店のエプロンをプレゼントしたのだ。

 そして、その日、私は、佳乃ちゃんを呼んで

「佳乃ちゃん 私、これからお店であんまり動けない日もあると思うの、だから、店長勤めて欲しいの 午前は、舞依ちゃんに任せられるけど、昼からお願い」

「えぇ― そんなー 私なんか 勤まりませんよー」

「大丈夫 あなたにやってもらうしかないのよ 私も、しばらくはお店に出れますから、レヂぐらいは だけど、動き回って、バイトの子を動かすってことは、控えようと思うの お願い だけど、調理のほうは離れるんで申し訳ないんだけど」

「店長の助けになるんでしたら、精一杯やりますけど・・あんまり、自信ないなぁー」

「お願いよ あと、もう一人 募集するから・・ね」

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