第37話
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ジョンの修行を再開する。
どうやらあの闘いで生き残った悟林、悟天、トランクス、ピッコロを探しているようだ。
早めにフュージョンを覚えてもらわなければ自分達のために死ぬ人々が増える。
「悟天、トランクス君。少しくらい休ませたかったけど、そうはいかないみたい。これからフュージョンのポーズを見せます!みんなもよーく見るように!!まず、2人がある程度の距離を取って立つ。そして、こうする!腕の角度に気をつけて」
悟林は体を正面にしたまま、両腕を体の右側に向かって向けている。
「フュー…」
腕を反対にしながら、微妙な足運びを3歩分。
「ジョン!」
左側になっている手を、勢いよく右にしつつ、手をグーの形に変え、ついでに腰を捻りながら膝を曲げる。
「足の角度に気をつけて!はっ!!」
右腿を左足に寄せ、最後に右足を真横に伸ばし、左足を踏ん張り、そして両手は逆側にいる相手に向けて人差し指を伸ばし、指の先を相手の指先にくっつければフュージョンは完成。
「足の角度に気をつけてね!特に外の足をしっかり伸ばすのを忘れないように!」
フュージョンのポーズを見せられた面々は困惑する。
本当にこれがブウに対抗する術なのかと。
「…みんなの言いたいことは分かるよ?でもメタモル星人の人からすれば凄く大真面目な技なんだからね?一応効果は保証するから…これを左右対称でやるの。やってみて?」
「…左右対称って何?」
「あ、ごめん。難しかったか…口で説明するより見せた方が早いね。クリリンさんお願い」
「え!?お、俺ー!?」
トランクスの疑問に悟林は見本を見せることにして、あのフュージョンのポーズの見本に抜擢されたのはクリリンであった。
「私と体格が近いのクリリンさんしかいないじゃない。さあ、クリリンさん」
フュージョンのポーズをするクリリンはこの時ほど自分の小柄な体格を恨んだことはなかった。
そしてフュージョンの見本を見せると2人にやらせる。
「なあ、悟林ちゃん。フュージョンを悟空達にやらせるつもりだったようだけど、悟空と悟飯はともかくベジータがやってくれるとは到底思えないぞ」
悟空は歴とした技ならば細かいことは気にしないだろうし、悟飯はあのグレートサイヤマンをノリノリでやるくらいなのでフュージョンのような恥ずかしいポーズだって嬉々としてやってくれるだろう。
ただベジータは全力で拒否するはずだ。
「私もそう思うよ。あのプライドの塊のようなベジータさんだもん…まあ、ベジータさんのプライドは置いといて、一番の理想はお父さんとベジータさんの組み合わせなんだけど、お父さんはリズム音痴なとこあるからもしかしたら悟飯とベジータさんの組み合わせになってたかも」
「
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