第37話
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取り敢えずクリリンが他の仲間を連れてくるまでの間に簡単な説明をする。
「まずフュージョンについて軽く教えるね。フュージョンするには2人の気を同じの大きさにしないといけないの。手合わせした時に分かったけど、トランクス君と悟天の場合はトランクス君の気が大きいから少し下げてくれる?」
「え?これくらい…かな」
「小さくし過ぎ、もうちょっと上げて」
何度か注意をすると、トランクスの気が悟天と同じになる。
まだ幼い2人には細かい気の調節は難しいのだろう。
「うん、その感覚を覚えておいてね。いきなり超サイヤ人でのフュージョンは難しいし」
「ふう、何で俺が悟天に合わせなきゃならないんだよ…」
「文句言わないの。トランクス君の方が悟天より歳上でしょ?」
頭を撫でてやると照れるトランクスに悟林は可愛いと思う。
「それじゃあポーズを…」
フュージョンのポーズを教えようとした時、多くの気が来たのを感知した3人は外に出るとそこにはチチ達がいる。
「みんな!」
「悟林!悟天!一体何が起きてるんだべ!?」
娘と息子に駆け寄るチチ。
母親の姿に悟天は思わずしがみつく。
トランクスの方を見るとブルマを辛そうに見つめていた。
「ねえ、何があったの?ベジータは?孫君や悟飯君は?」
ベジータや悟空、悟飯がいないことに気付いたブルマが悟林に尋ねる。
「………どうせ言わなきゃいけないことだから言う…魔人ブウって奴にやられてお父さんは生死不明。悟飯は界王神様といたから多分無事だと思うけど、地球にはいない。ベジータさんは…私達を逃がすために1人で闘って…死んだ。」
「「え!?」」
悟空が生死不明、悟飯は行方不明、ベジータは死亡。
信じたくない言葉に全員が驚愕する。
「ご、悟空さ…悟飯…」
「お母さん!お父さんがそう簡単に死ぬわけないでしょ?悟飯だって大丈夫だからしっかりして!」
夫と長男の身に起きたことにショックを受けて気絶しそうになったチチを悟林は支えながら言う。
「ベジータが…そ…そんな………うわあああ〜〜〜っ!!やだ〜〜〜っ!!」
ブルマの泣き叫ぶ声に全員が悲しげな表情を浮かべる。
トランクスと悟天の様子を見て、少し休憩させるかと思ったが、バビディの魔術によってバビディとブウによって多くの人々が菓子にされ、町が破壊されてしまうのを見せつけられてしまい、フュージョンの修行を再開する。
どうやらあの闘いで生き残った悟林、悟天、トランクス、ピッコロを探しているようだ。
早めにフュージョンを覚えてもらわなければ自分達のために死ぬ人々が増える。
「悟天、トランクス君。少しくらい休ませたかったけど、そうはいかないみたい。これか
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