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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第141話
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”に関してはさっきセリーヌちゃんが言ったから大体察する事ができるよね?」

ジト目で呟いたフィーに続くように意味ありげな表情を浮かべたミリアムに視線を向けられたティータは不安そうな表情を浮かべた後申し訳なさそうな表情で答え、アネラスは複雑そうな表情で指摘した。



「そ、それって……」

「僕達に僕達だけの考えだけで”今の歴史を改変させない為”か……」

アネラスの指摘を聞いたエリオットは不安そうな表情を浮かべ、マキアスは複雑そうな表情で呟き

「そういう事。――――――例えば、今回の件――――――連合とエレボニアの戦争の件で祖国や自分達の先行きが不安定になっているオリビエ達皇族もそうだけど、今回の戦争の件で一番割を食っている貴方達のクラスメイトの一人も過去を変える事ができれば変えたいと思っているのじゃないかしら?」

「シェラ君、それは………」

「……………そうだな…………もし過去を変えられる事ができるのならば、今回の戦争勃発の元凶の一人である父上が猟兵達にユミルの襲撃を指示する前に父上を公爵家当主の座から失脚させ――――――いや、”斬る”だろうな………」

「ユーシス………」

シェラザードの指摘にオリヴァルト皇子が複雑そうな表情を浮かべている中、辛そうな表情で呟いたユーシスをラウラは心配そうな表情で見つめた。



「空気が重くなっている所申し訳ないですが、私達はそろそろ失礼させてもらいますね〜。――――――あ、”今回の伝説”に関しては先程シャロンさんが仰った条件――――――ボス戦……ではなくて”強敵との戦闘のみという条件”で、”今回の伝説が終わるまで私は協力させて頂きますね〜。”」

「それじゃあね。この後すぐに”出張”に行く私もそうだけど既に”出張”に行っているアナスタシアやエウクレイアさんに関しては”今回の伝説で貴方達と会う事はもう2度とない”でしょうけど……”この世界での今後の伝説”の当事者として貴方達が出てくるなら、また会うかもしれないわね。」

「フフ、ありがとうございます、エウシュリーちゃん。ブラックエウシュリーちゃんも”出張”を無事に終える事を陰ながらお祈りしておりますわ。」

そしてエウシュリーちゃんは異空間の扉を開いてブラックエウシュリーちゃんと共にその場から去る事を告げ、マイペースな二人の様子にその場にいる全員が冷や汗をかいて脱力している中シャロンは微笑みながら二人に声をかけ

「あの……!せめて、”今回の伝説”の”名前”だけでも教えて頂く事はできませんか……!?」

2人が去ろうとしている所を呼び止めたエマは真剣な表情で問いかけた。

「…………ま、そのくらいはいいでしょう。――――――”灰の騎士の成り上がり”。それが”今回の伝説の名前よ。”」


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