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僕は 彼女の彼氏だったはずなんだ 完結
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 7月になって、ホテルのフロァーマネージャーから、連絡があった。

「しずかちゃん 懇親会の予定が入っていたところがキャンセルになったんだよ どうする? 
そっちなら、窓もあって明るいから、良いかなって思ってね それに、円卓も用意出来るんだよ」

「えっ じゃぁ そっちで お願いできれば」

「うん 押さえるよ あんまり、広くないんだけど、20人位っ言っていたから、丁度いいと思う。5〜6人用の円卓 5つもあれば良いか?」

「ええ 充分だと思います それと、来週に打ち合わせにお邪魔します。衣装を借りる予定もあるし」

「わかった 待っているよ」

 翌週、お店が休みの日に、ホテルに向かった。お母さんが付いて来てくれたのだ。最初にフロァーマネージャーを訪ねた。

「あぁー しずかちゃん 丁度、良かった 午前中は部屋が使用中だったから、今なら、空いているから、まず、案内するよ」

「マネージャー すみません いろいろとお世話してもらって・・ あっ お母さんです 主人の」

「あー そうなんですか この度はおめでとうございます」

「お世話になります。いろいろと手配していただきまして」と、お母さんも、お礼を言ってくれた。

 部屋を見せてくれた時、会議用の長テーブルが置いてあって、一面はガラス窓で明るすぎるみたいだった。

「ここに 円卓 用意するから ちょっと殺風景なんだけど、多分、夕方なんで、西陽があれば、ブライントを降ろして、その前に花を並べるからね これは、なんとか、調達するから」

「マネージャー 思っていたより、広い 空間出来過ぎるんじゃぁ」

「大丈夫だよ なんなり、考えるから それと、ステージっているのかな」

「ううん そんな 大袈裟なこと考えていないですよー」

「わかった それと、部屋の前には、スペースあるから、そこで、受付するといいんだけど、招待客の控え室がないんでね そのスペースで共用でいいかなぁー 勿論、飲み物用意する あと、花嫁の控室も、埋まっていてね 客室を利用してもらうことになると思うけど、すまない」

「いいですよ 急に言い出した私が悪いんですから 本当に、ここまで、してくださって感謝しています」

「いいんだよ ウチのスターだったんだから 総支配人も出来る限りのことはやれ って言っていたし」

「あのー 総支配人にも 一言、お礼 言えますか?」

「うーん 出掛けて居るんだよ でも、私から、伝えておきます」

 その後、衣装室に行って、ドレスの試着をさせてもらった。その時、お母さんが

「ねぇ さっきの人 どうして、しずかちゃんって、言ってたの?」

「ええ 私 ここで、働いていた時、しずかって名前にしていたんです 美鈴って、捨てたつ
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