第四百七十七話 魔王の仲間達その十一
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「そして何かとするが」
「悪いことをよね」
「自分の思いのままに他の命を踏み躙ろうとするな」
「そんな奴何処でもいるわね」
ルナはそうしたライダーもいると聞いて眉を顰めさせた。
「本当に」
「そうだな」
「何かしらの力を持ってね」
そうしてというのだ。
「好き勝手する奴って」
「いるものだな」
「ええ」
確かにというのだ。
「そしてそんな奴もなの」
「時として仮面ライダーになる」
「人間でなくなっているのに」
「神だと思い込んでだ」
そうしてというのだ。
「その力で好き勝手をする」
「それで負けるのね」
「そうだ、結局はな。そしてだ」
ディケイドはさらに言った。
「最後はだ」
「敗れるのね」
「それが常だ」
まさにというのだ。
「そうした奴はな」
「力に溺れたのですね」
ホワイトはこう解釈した、彼等のことを。
「要するに」
「そうだ、だからだ」
それでというのだ。
「奢り昂りそしてだ」
「貴方達に敗れる、いえ」
ホワイトは気付いた顔になって述べた。
「自滅するのですね」
「その意味もある」
「そうですね、やはり」
「奴等はスサノオに踊らされているだけだ」
その実はというのだ。
「余りにも強い力を手に入れてだ」
「その力に溺れて」
「全てを意のままにしようとするが」
それでもというのだ。
「その実はな」
「スサノオによってですか」
「踊らされている」
「そして貴方達と戦って」
「敗れる、スサノオはそこも見ている」
ディケイドはその声を鋭くさせて語った。
「力を手に入れた人間はどうしていくか」
「そのことをですね」
「見ている」
「じゃああれか。力に溺れて自分を神様と思ったらか」
クイーンはここまで聞いて言った。
「その時点で負けか」
「スサノオにな」
「とんでもねえ力を手に入れてもな」
「どうするかだ」
「人間としてか」
「そこで神なぞと思い」
そしてというのだ。
「世界を思うままにしようとする」
「そうなったら終わりだな」
「そうなって俺達に倒されて連中もいる」
「仮面ライダーでもだな」
「仮面ライダーは人間がなるが」
このことは絶対だというのだ、ディケイドは兎角このことを強く意識してそのうえで語っていった。
「しかしだ」
「その力に溺れてか」
「勘違いすることもだ」
これもというのだ。
「人間だ、しかし」
「神とか思うとか」
「もう人間でなくなり」
心がそうなってというのだ。
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