提督のBlackOps遍
糸口
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教えて貰えるとは……」
「大丈夫です!ウチは規模が大きい分、取り引きの額も大きいですから。教えてくれないと……って感じで」
「……えげつない」
眠そうな半目で雲龍がぼやく。
「まぁ、そこがウチ流だろ」
勝つためには何でもやれ、ってのがウチの鎮守府の流儀だからな。遣り過ぎて捕まらない様に気を付けりゃあ、後は不意打ち脅迫何でもござれだ。まさか非戦闘艦であり、純真無垢なイメージのあった伊良湖からそんなヤ〇ザ紛いの
脅し文句が飛び出すとは思ってなかったが。
「兎に角、暫くは伊良湖からの情報待ちだな」
「提督さん、それまではお休みっぽい?」
「そういう訳に行くかよ、夕立。あくまで伊良湖の情報は新たな視点からの情報だからな。今までの情報の洗い出しも進めながら、併せて敵の正体を掴む」
「また、書類とにらめっこの日々が続くんだね……」
うんざりした様な顔の一同。
「しょうがねぇな。今日一日は完全休養日とする!しっかり休んで、また明日からバリバリやってくれ」
俺がそう言うと、歓声が上がる。現金な奴等め。俺はもう少し書類を……
「ヘイdarling?」
「んぁ?って金剛!」
いつの間にやら、俺の背後には膨れっ面の嫁さんが立っていた。
「darling、今日はお休みって言いましたヨネー?何しようとしてるデース?」
「いや、他の連中は休ませても俺が休む訳には」
「NO、今日はdarlingも一日休みデース!しっかり捕まえて、離さないから……覚悟してね?」
やれやれ、満面の笑みでそんな事言われちゃあ仕方ない。
「こんな五月蝿いのにくっつかれたんじゃあ仕事にならんな。休むとするか」
さてさて、寝るとしますかね。
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