暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる・外伝
提督のBlackOps遍
糸口
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
教えて貰えるとは……」

「大丈夫です!ウチは規模が大きい分、取り引きの額も大きいですから。教えてくれないと……って感じで」

「……えげつない」

 眠そうな半目で雲龍がぼやく。

「まぁ、そこがウチ流だろ」

 勝つためには何でもやれ、ってのがウチの鎮守府の流儀だからな。遣り過ぎて捕まらない様に気を付けりゃあ、後は不意打ち脅迫何でもござれだ。まさか非戦闘艦であり、純真無垢なイメージのあった伊良湖からそんなヤ〇ザ紛いの
脅し文句が飛び出すとは思ってなかったが。

「兎に角、暫くは伊良湖からの情報待ちだな」

「提督さん、それまではお休みっぽい?」

「そういう訳に行くかよ、夕立。あくまで伊良湖の情報は新たな視点からの情報だからな。今までの情報の洗い出しも進めながら、併せて敵の正体を掴む」

「また、書類とにらめっこの日々が続くんだね……」

 うんざりした様な顔の一同。

「しょうがねぇな。今日一日は完全休養日とする!しっかり休んで、また明日からバリバリやってくれ」

 俺がそう言うと、歓声が上がる。現金な奴等め。俺はもう少し書類を……

「ヘイdarling?」

「んぁ?って金剛!」

 いつの間にやら、俺の背後には膨れっ面の嫁さんが立っていた。

「darling、今日はお休みって言いましたヨネー?何しようとしてるデース?」

「いや、他の連中は休ませても俺が休む訳には」

「NO、今日はdarlingも一日休みデース!しっかり捕まえて、離さないから……覚悟してね?」

 やれやれ、満面の笑みでそんな事言われちゃあ仕方ない。

「こんな五月蝿いのにくっつかれたんじゃあ仕事にならんな。休むとするか」

 さてさて、寝るとしますかね。
 
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ