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物語の交差点
とっておきの夏(スケッチブック×のんのんびより)
宮内邸にて
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てきた。


なっつん「おかえり。どうだった?」

空「」ポン

なっつん「ひゃっ!?」ビクッ


空から急に肩を叩かれたなっつんが驚きの声をあげた。


空:分かる分かる。ちょっと斜めにふてぶてしく構えているところがすごくいい。 ウンウン

なっつん「あー、そういうことか…。びっくりしたよ」ドキドキ


どうやら空は共感の意を示したかったようだ。


空:でもワタシにはアヒルじゃなくてペンギンに見えた。

れんげ「たしかにペンギンに見えなくもないん」

なっつん「れんちょんには何に見えてんの?」

れんげ「ウチにはキメラに見えるんなー」

渚「キメラ!?」

蛍「さすがれんちゃん…」


れんげの豊富な想像力にみな驚いた。


蛍「そういえば私も今ふと思い出したんですけど、夏海さんってマペットを作っているそうですね。昨日ケイトさんから聞きました!」

なっちゃん「うん、今ちょうど持ってきとるばい」


なっちゃんはショルダーバッグの中から自作のマペットを2体取り出して手にはめ、そのうちの1体にカスタネットを咥えさせた。


けろきち「」カチカチ

蘭蘭(らんらん)『あっ、けろきちくんがカスタネットやってる』

けろきち「」スポッ

蘭蘭『あ!』


けろきちが咥えていたカスタネットを落とした。


けろきち『ふがふが』

蘭蘭『入れ歯やったんかい!』ビシッ


なっちゃん「・・・。」ドヤッ

蛍「……えっと…………?」

葉月(まあ、初めてあの寸劇を見たらそういう反応になるわよね・・・。)


ドヤ顔のなっちゃんにどう反応していいか分からず戸惑っている蛍を見ながら葉月はそう思った。


なっちゃん「・・・とまあ、こげな感じで遊ぶとよ」


マペットの寸劇を終えたなっちゃんが解説を始めた。


ひかげ「おー、なかなかかわいいじゃん」

なっちゃん「やろ!?こっちが“けろきち”でこっちが“蘭蘭”っていうとよ」

蛍「けろきち君に蘭蘭ちゃんですか」

なっちゃん「うん。それから今日は持ってきとらんとやけど他にもあと3匹おってね、“ミハエル”と“ロバート”と“タムタム”の5人きょうだいなんよ」

蛍「きょうだい…?」

のんのん勢(名前から血の繋がりが感じられない…。)


のんのん勢はなっちゃんの解説に少し困惑した様子だった。


蛍「え…えーと、もし良かったらマペットの作り方を教えてもらえませんか?私、裁縫得意なんで!」

なっちゃん「よかよか(いいよいいよ)!喜んで教えちゃあばい!」


なっちゃんは嬉々として答えた。


蛍「本当ですか!?
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