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物語の交差点
とっておきの夏(スケッチブック×のんのんびより)
宮内邸にて
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空:おー。

樹々「気をつけてねー」

ほのか「ありがとうございます。さようなら!」


しおりとほのかは皆に手を振りながら帰っていった。


ひかげ「ところでかず姉、これからどうすんの?」


しばらく2人を見送っていたひかげが一穂に尋ねた。


一穂「んー、お腹も減ったしなあ。ちょっと早いけどウチでご飯にしようか」

蛍「えっ、こんな大人数の料理作るのって結構大変じゃないですか?」

一穂「実は午前中のうちにカレーの材料を買い出しに行っとったんよね」

渚「そうなんですか!?」

朝霞「おおー!」

れんげ「さすが姉ねぇ、やる時はやるのん!」

一穂「はっはっはー。もっと褒めたまえー」

ひかげ「いよっ!一穂大明神!!」

なっつん「神さま仏さま一穂さま!」

一穂「はっはっはー!」


教え子たちから誉められ、一穂は天にも昇る気持ちだった。


一穂「・・・といってもまあ、レトルトなんだけどね」

全員「」ズコー


一穂のこの発言に皆ずっこけた。


ひかげ「まあそんなところだろうと思ったよ」

渚「でもいいじゃない。レトルトカレーだって立派なカレーだよ」

小鞠「作る手間を考えれば妥当な案ですよね!」

空「」ウンウン


すかさず渚と小鞠がフォローを入れる。どんなときでも物事をプラスに捉えようとするところがいかにも彼女たちらしい。


一穂「でもまあご飯は炊かなきゃいけないんだけどね。そんなわけで我が家へ行くよー」

一同「はーい」


一行は軽トラで宮内邸に移動した。



ーー
ーーー


ー宮内邸ー


一穂「そんじゃパパっと米を仕込んでくるからちょっと待っててね」

樹々「ありがとうございます」


一穂はそう言うと足早に台所へ向かった。


なっつん「そういやこの前も言ったかもしれないけど、れんちょんちのトイレのドアノブあるじゃん」


唐突になっつんがそんなことを言い出した。


小鞠「あー、鍵つきのドアノブ」

なっつん「うん」

蛍「それがどうかしたんですか?」

なっつん「いや、どう見てもあれがアヒルにしか見えないんだよなーって話し」

空(アヒル・・・?)

空:ちょっと確かめてくる。れんげちゃん、お手洗いどこ?

れんげ「廊下を左に行った突き当たりなん」

空:ありがとう。 スッ


空は立ち上がり、部屋を出ていった。


ひかげ「わざわざ確かめに行かんでも…」

木陰「梶原さんはそういう子よ」

なっちゃん「もしくは本当にトイレに行きたかったとかもしれんね」


ほどなくして空が戻っ
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