暁 〜小説投稿サイト〜
ライブジャスティスシリーズ
アドヴァンス・ゼロ
五河コネクト/幻術の影
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って法則を操れる」
シャドー「な……」

ゼロ(ファントム、お前の力、存分に使わせてもらう)

ゼロは拳に炎を纏い、シャドーと間合いを詰めて殴りかかる。

シャドー「そのような単調な攻撃など……」

シャドーは瞬間移動でゼロの背後を取ろうとするも……

ゼロ「俺の方が早かったな」

ドッゴオオォォォ!!

シャドー「うあああああああ!!」

横からのナックルにメタトロンのレーザー光線を受け、シャドーは顔の半分を失いながら立ちあがる。

シャドー「バカな、拙僧の瞬間移動がなぜ……」
ゼロ「言ったはずだ、世界の物理法則を否定したと、そして能力を使ったと思い込んでるが……

始めからお前はずっと同じ場所から何一つ動いていないッ!!」

シャドー「そんな、そんなことがあるものか!!」

狼狽えるシャドーにゼロは宣告する。

ゼロ「ウルトラマンゼロがいる限り、この世界は本当の意味でありとあらゆる世界の常識は否定され、同時に人はそれを無意識に操作される。つまり常識すら上書きし、世界の根底すら覆す神の力。

運命すら書き換える虚無(ゼロ)、それがアドヴァンス・ゼロシステムだ」

ゼロは刻々帝(ザフキエル)を手に立てなくなったシャドーに突きつける。

ゼロ「最後に言い残す事はあるか?」
シャドー「黒き王に、勝てると思うな」

ゼロはその言葉を聞いた数秒後、街に響く銃声と共に戦いは終結した。

ゼロ「……」
セブン「お前、本当に士道なのか?」
ゼロ「ぐ……」

突如として頭を抱え、その場に倒れ込むゼロ。

変身が解け、セブンたちに介抱される。

セブン「おい、何があった?」
士道「今のは……誰だ……」



士道の脳裏に浮かんだのは……


一人の少女と、自分に似た誰か……

記憶にないその存在に、士道はただ考える事しか出来なかった。




デウス・エクス・マキナ 社長室

アイザック「ウルトラマンゼロ、実に面白い力じゃないか」

ワインを片手に映像を見直すアイザック。

アイザック「だが、この力は完全な物じゃない。恐らくは……」

彼はスクリーンをタップし、謎の文献を表示する。



アイザック「始原の……精霊……か、フフフ」
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