第67話 文化祭(前準備)
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「それじゃあ、今年の文化祭の出し物はお化け屋敷に決定ね」
星の頑張りも虚しく、お化け屋敷に決まってしまった。
星は机に突っ付している。
驚かせる方なんだからそんなに絶望的にならなくてもいいと思うんだが………
「よし、そうと決まったら今日早速お願いしてくるね!」
「マジで連れてくる気だったのかよ!?」
「当たり前じゃん!!本物がいた方が面白いでしょ?」
「連れてきたら俺達が必要無くなる」
結構お化けをやって驚かすのも面白かったりするのに………
「確かにそうだね」
すずかも俺の言葉に賛同した。
「ううっ………分かったよ」
これで大丈夫だろう。
流石に自分がつまんないと分かればライだって連れてくる事はないだろうし………
「それじゃあ今日から早速準備を始めたいと思うんだけど………」
「その前にちょっといいか?」
話を切り上げようとしていたアリサに話しかけた。
そのまま教卓の前に行く。
「何零治?」
「生徒会からなんだが、文化祭当日、男女逆転祭りというイベントを考えていてな、それについてみんなの意見を聞いてきてくれって言われたんだ。イベントの内容は当日、男子は女装、女子は男装をするっていう言葉通りの内容だ。今から紙を配るからYESかNOに〇してくれ。それによってやるかどうか決めるから」
流石に男子はYESに〇しないだろ………
桐谷と協力して何とかアンケートまでこぎつけた自分を褒めてやりたい。
「書いたら回収するから」
さて、どうなる事やら………
「お〜いこっちに頼む!」
さて、3日経って本格的に文化祭の準備に入った。
アンケート結果はまさかの60%超えで賛成。
儚い希望だった………
「了解。フェイト、そこのダンボール取ってくれ」
「ええっと………はい!」
「サンキュー」
今日から本格的にお化け屋敷の準備がスタートする。
必要な物を買出しに行ったり、暗くする為にダンボールを敷き詰めたり、衣装を作るために裁縫したり。
みんなそれぞれ頑張っている。
「いくよー!!」
「いいで!!バッチこいや!!」
訂正、遊んでいる奴も中にはいるわ………
「アンタ達は遊んで無いでさっさと手伝いなさい!!はやては裁縫、ライは買出しでしょ!?」
「分かっとるよ、この勝負が終わったらやるとこやったんや」
「そうだよ、負けられない勝負があるんだ」
「そんなの知らないから早く取り掛かりなさい!!」
アリサは我慢できず、怒鳴りちらして2人はそれぞれの仕事へ戻っていった。
「零治」
「どうしたフェリア?」
「悪いがこっちの上
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