"Vitalization"
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叫んだ。
「未来____________________ッ!」
「響ッ!」
その声に、響は我に返る。
「手を伸ばせ!」
手を伸ばす。開いた拳を、屈強な手が掴んだ。
「ッ!?」
その姿に、響は息を呑んだ。
「よう。元気か? 響」
「コウスケさん……」
ファルコマントを纏ったコウスケ。すでにボロボロの姿なのに、疲労を感じさせない笑顔で見下ろしていた。
さらに、地上。もう、人の姿さえもはっきり見えてくる。
ハルト、可奈美、真司、友奈がこちらへ手を伸ばしている。
それを見下ろし、ほほ笑む響へ、コウスケが言った。
「お疲れ。響」
「……ありがとう。コウスケさん」
___あれは、確かに本物の未来ではなかったかもしれない。でも、あの未来の手を掴んだのも、絶対間違いじゃなかった。……絶対___
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