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オズのジンジャー将軍
第四幕その五

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「リアカーにそうしたものを乗せて」
「それで運んで、です」
「収穫出来ますよ」
「リアカーは自動で動いてくれますし」
「そこに行って欲しいと言えば」
「ですからすぐにでもです」
「収穫出来ます」
 犬達皆で答えました。
「それもリアカーも脚立とかの道具も沢山あって」
「それぞれの場所で待機も出来ますし」
「遠くのリアカーにも何処そこに行ってくれと言えます」
「だからです」
「作業は何処でも出来ます」
「それもすぐに」
「そのことは安心して下さいね」 
 こう言うのでした、カルロスはそのお話を聞いてそれはというお顔になってそのうえで言いました。
「いや、それはいいね」
「この辺りは流石オズの国ね」
「そうだよね」
「自動で動くリアカーとか」
「便利よね」
 恵梨香達四人も言いました。
「それじゃあ」
「パトロールの後はね」
「皆で収穫しよう」
「頑張っていきましょう」
「そうしようね」
 カルロスも頷きます、そして。
 皆はパトロールの後でそれぞれ手分けして収穫のお仕事に入りました、犬達が教えてくれた場所に行ってです。
 収穫のお仕事をしました、移動は自転車を使いますが。
 カルロスはふわりに教えてもらったさくらんぼの収穫に自転車で向かいましたが収穫の後でふわりに言いました。
「いや、自転車はね」
「こうした時にもですね」
「凄く役に立つね」
「移動に楽ですね」
「というか自転車がないとね」
 とてもというのです。
「広い場所だからね」
「移動に困りますね」
「僕達はね」
 どうしてもというのです。
「そうだね」
「そうですよね」
「うん、将軍もこうしてかな」
「はい、農園の移動はです」
「自転車だったんだね」
「それで収穫したものはお家に運びますが」
 ふわりはカルロスに足下からお話しました。
「その時もリアカーを使います」
「そうしてだね」
「そう、そして」
 それでというのです。
「運んでいます」
「動けるリアカーって有り難いね」
「それぞれ番号がありまして」
 リアカーにもというのです。
「それでなんです」
「それぞれの番号のリアカーに何処に行って欲しいか」
「そう言えば」
 それでというのです。
「移動してくれます、それも結構速いんですよ」
「リアカーもだね」
「そうなんです、ですから」
 それでというのです。
「そこはいいんです、ですが」
「やっぱり広いからね」
「お二人の作業では」
「無理があったね」
「はい」
 その通りだというのです。
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