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少年と猫
第三章

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 家の中でくつろぎ幸せに過ごす様になっていた、その彼等の家にカナダにいる親戚であるイーストン=ブラウン赤い頬で金髪のあどけない顔立ちの彼が茶色の虎模様の太った大きな猫を連れてきて言ってきた。
「タイニーっていうんだ」
「その猫そうなんだ」
「うん、雄で十歳になるんだ」
「ニャ〜〜〜」
 見ればよくイーストンによく懐いている、イーストンはその彼を膝の上に置いたうえでザックに話した。
「実は家族の人が亡くなってね」
「それでなんだ」
「センターに保護されたけれど」
「イーストンの家に来たんだ」
「猫を飼おうって家族で話してね」
 そしてというのだ。
「ネットで探していたらタイニーがいて」
「それでなんだ」
「もう僕タイニーじゃないとって思って」
 それでというのだ。
「センターに行ったら会ってすぐに仲良くなって」
「家族になったんだ」
「そうだよ、タイニー僕を見てすぐに喉を鳴らしてくれたんだ」
「そうだったんだ」
「うん、そしてね」
 イーストンはさらに話した。
「こうしていつも一緒にいるんだ」
「そうなんだ」
「そうだよ、ザックはアリエルと出会って」
「イーストンはタイニーとだね」
「そうだね、僕達同じだね」
「猫と出会えて家族になれたから」
「だからね」
 そうなったからというのだ。
「同じだね」
「そうだね、じゃあ幸せになったのも」
「同じだよね」
「そうだね、トワイライトがいて子供達がいて」
 六匹の彼等もというのだ。
「それでアリエルもいてね」
「僕はタイニーだけだけれど充分だよ」
「そうだね、猫がいて幸せになったことは」
「同じだね、じゃあこれからもね」
「一緒に幸せでいよう」
「ニャ〜〜〜」
「ナァ〜〜〜」 
 アリエルがここで来た、そこにはトワイライトと六匹の子猫達も一緒だった。アリエル達はタイニーのところに行くと。
 彼と一緒に遊びはじめた、二人の少年はそんな彼等を見て笑顔になった。そして猫達の中に入って一緒に遊んで楽しんだのだった。


少年と猫   完


                   2021・5・25
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