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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第六十四話 新たな力の起動   ★
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わりの深く、信用のできるリンディさん達と交流が断たれるのは避けたかったので、提出も承諾した。

 それにここで模擬戦となれば間違いなく、管理局にばれる。
 アースラのような船内という隔離された所ならまだしもここは管理局の本局だ。
 完全に隠し通せるはずがない。
 その状況で俺の模擬戦データを提出しない訳にはいかないだろう。

 そんな事はグレアム提督もわかっているはずだ。
 あえて俺の情報を少し見せる事で管理局の上層部を満足させるつもりなのか、断るとわかっていて質問をして、俺よりの人間ではないとアピールしているのか。
 意図はわからないが、やはりこの人はリンディさんやレティさんのように完全に信頼は出来ないな。

 そんな時廊下の向こうから駆けてくるフェイト達。

「仕方がない。
 また今度の機会にお願いするとしよう」

 踵を返すグレアム提督とそれに続くリーゼ姉妹。
 リーゼロッテは最後まで睨んでいたが。

「士郎、お待たせ」
「そんなに待ってないよ」

 うれしそうな笑みを浮かべたフェイト達を迎える。

「今のってグレアム提督だよね」
「ああ、ちょっと挨拶をな」
「ふ〜ん」

 アルフは本能的にリーゼロッテが放っていた敵意に気がついてるのかもしれないな。
 そんな時

「ありがとうございました」

 扉の向こうからなのはの声が聞こえた。
 こちらも終わったようだ。

「お待たせ」

 満面の笑みを浮かべて検査室から出てくるなのは。

「どうだった?」
「無事、完治!」

 なのはの答えにその満面の笑みの通りだと思いながら

「相棒の方も無事完治したみたいだしな」
「士郎、知ってたの?」
「フェイトの表情を見ればわかるさ。
 なのはも病室から出た時点でわかったからな」
「そんなわかりやすいかな」
「にゃはは」

 俺の言葉に顔を少し赤らめるフェイトとなのは。

「はい。なのは」
「ありがとう、ユーノ君。
 レイジングハート、またお願いね」
「Yes, my master」

 本局の用も終わったし、こちらを監視している目もあることだ。

「それじゃ戻るか、なのははフェイトの家に泊まるんだろ?」
「うん。その予定だよ」
「ならフェイトの家で腕を振るわせてもらうよ」
「プレシア母さんと士郎も泊まる?」
「プレシアはまだしも俺はな……」

 さすがに女の子の家に泊まるのはどうなのだろう?

 のんびりとこの後の予定を話しながら転送ポートに向かって歩き始めた。




side リンディ

 士郎君達があとどれくらいで帰ってくるのか、聞いてみようとエイミィのオペレーション室にいったら

「そうよかった。
 今ど
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