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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第四百五十五話 勇者達が手にするものその六

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「言ってやるつもりだったんだよ」
「そうだったのか」
「しかしどいつもこいつもわかってるからな」
 だからだというのだ。
「俺みたいな年寄りは暇になるな」
「いや、暇にはならないですよ」
 シグレが言ってきた。
「戦闘になればです」
「ああ、参加するしな」
「今の休憩の時もです」
「飯食ってな」
「そしてよく寝ないといけないですから」
「そうだな、じゃあ飯食って寝るか」
「はい、何を食べますか?」
「うどんにしとくな」
 これだというのだ。
「中に卵を入れてな」
「月見うどんですね」
「それを食うな」
「それでは」
「それから寝るな、しかしな」
 マトリフはこうも言った。
「スサノオってのはつくづくもの好きな神様だな」
「ええ、私もそう思うわ」
 またアクアが応えた。
「女神としてね」
「そうだよな」
「私より遥かに力があって」
 それでもというのだ。
「世界征服とか世界を破壊するとかね」
「そんなことしなくてな」
「私達に喧嘩売って回ってるから」
 だからだというのだ。
「本当にね」
「もの好きだな」
「最初は世界征服を考えていたらしいけれど」
 それがというのだ。
「もうあっさりとね」
「それは止めたんだな」
「それでね」
「今みたいなことやってるんだな」
「ずっとね」
「本当にもの好きだな」
「どうせなら寝てたらいいのに」
 アクアはこうも言った。
「他にすることないなら」
「ずっとか」
「そう、ずっとね」
 寝ていればいいというのだ。
「それが一番でしょ」
「アクアさんは実際にそうされますね」
 早穂がここでアクアに言ってきた。
「時間がありますと」
「だってそれが一番楽だから」
 アクアは早穂にあっさりとした口調で答えた。
「だからね」
「そうした時はですね」
「寝てね」 
 そのうえでというのだ。
「過ごすのよ」
「だからですね」
「スサノオにも言うのよ、暇ならね」
「寝ていればいいですね」
「そう思うわ」
 つくづくという口調での言葉だった。
「本当にね」
「しかしあいつはずっと牢獄にいるんだろ」
 マトリフがスサノオのこのことを話した。
「身体はな」
「ああ、そうだったわね」
 アクアも言われてこのことを思い出した。
「それは正直辛いわね」
「だからな」
 それ故にというのだ。
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