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Re.IS〜For the love & peace〜
7.日常のS/チャンスは準備された心に
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は家から通学するって聞いてたんですけど」
 今更かもしれないがこの学園は全寮制だ。まあ、全世界から集まっているんだし機密も多いだろうし当たり前の処置だろうけど。まあ、安全性を考慮すれば正解なんだろうけど、これってあれでしょ?監視下に置きたいだけでしょ?
「織斑、お前の荷物は私が持ってきておいた」
「俺のは「貴様の妹が用意していたはずだ」…了解です。ああ、それと山田先生、例のものは」
「はい、用意できてますよ」
 そう言って渡してきたものは二枚のディスク。それと一緒に寮の鍵ももらった。
「なんだよそれ?」
「んーちょっとな。んじゃ、俺はこれで、Chao♪」






 俺はまっすぐ寮へと向かっていた。えっと、1053室、1053室、っとここか。
 俺はノックし、先に中にいるであろう人に入室の許可をもらう。
「ちわー三河屋でーす」
「ふざけないでちゃんと入ってきてください」
「じゃあ、入るよ。やっぱりさとりだったか」
 まあ、織斑先生が妹が荷物持ってくるって言ってたしね。これぐらいの推理はお手の物よ。
「まあ、そういうことですので。またよろしくお願いしますね」
「よろしく〜。お兄ちゃん♪」
 そう言って二人の妹に改めて歓迎される。やばい目から汗が。お義兄ちゃんウルトラ感激。
「まあ、まずやるべきことは〜」
 そう言ってポケットからスイッチを取り出す。
「タリタラッタラ〜♪盗聴器破壊装置〜♪(ダミ声)ポチっとな」
 ボタンを押すと、部屋のコンセントから煙が立ち上る。ふっ機密情報が流出しなかっただけましだと思うんだな。
「さとり、冷蔵庫。持ってきてくれた?」
「…………ありますよ。全く、学園の整備室でやればいいものを」
 一応ライダーシステムも絡むからな。そんな誰が見ているかが分からないところでおいそれと開発は行えない。
「じゃあ、俺は新装備の製作を進めているけど、遅い時は先に寝たりしてて構わないからな」
「ほんとに大丈夫ですよね?集中しすぎて気づいたら一週間過ぎていたなんてことにはならないですよね」
「HAHAHA、さすがにそんな間抜けじゃないよ」
「ならいいんですけど」
 俺は大丈夫だから、と言って冷蔵庫の扉を開きそれをくぐった。くぐったその先はいつもの俺の部屋だった。
「…………いるか?」
 俺がそう呼びかけるとそいつはどこからもなく現れた。
『よぉ、ちゃんといるぜ。お前さんにくっついてんだからな』
 そりゃそうだ。
『でも、こういうのには役に立たねーぞ?』
 いいんだよ。いざという時に頼るから。
「さて、始めますか」
 そして俺は椅子に腰かけた。机には新武器とファング、そして恐竜がかたどられたボトルが置かれていた。












 そして
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