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雲は遠くて
166章 信也の 歌『 幸せの 小道 』が 大ヒット する
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ね。あっはは 」

「 そうなんですか!『 恋 』ですかぁ。今回の アルバムの コンセプト も
恋という感じですものね!」

「まあ、恋じゃなければ、愛かなぁ。生きていて、この どちらも 大切ですよね。
パワーの源は、それぞれなんでしょうけどね。お金が パワーのもと の人も いるし。
抽象的な 言葉で、漠然としてますけど。でも、具体的な 事例も 無限ですよね 」

「 でも、しんちゃんの おっしゃっていることは、わたし、よくわかりますよ。
しんちゃんの そんな考え方に 共鳴する人が たくさんいるから、
しんちゃんを モデルにした マンガや 映画も 作られるんです!きっと!」

「 そう言っていただけると、ぼくも うれしいです」

 信也を モデルにした 主人公の 人気 マンガの 実写版『クラッシュビート』は、
英米の人気の映画シリーズの『ハリー・ポッター』のような、
長 期間の シリーズで、現在 2作まで公開されて 大ヒットしている。

 物語は、明るい 未来を 描えがくことも 困難な 現代社会が 舞台という設定。
そんな 絶望的な 状況の中で、『 芸術や 愛とか 心とかを もっと 大切にしよう 』と
パワフルに 日々を 楽しむ 人たちの、恋愛や 成長や 活躍の 物語。

「 ぼくが バイブル のように、大切に思う 言葉を、2つ お話ししますね 」

「 それは、すてきです! ぜひ お聞きしたいです!」

「 1つは、澁澤 龍彦(しぶさわ たつひこ)さんの
『 快楽 主義の哲学 』の 本の ラスト の 言葉なんだけど。
『 快楽は 発見である 』という言葉です。
『 コロンブスの卵と同じのように、
快楽というものは 自分で 発見しなければ、
意味がないものだと思うのです 』
と 澁澤さんは 言っていますよね。

ぼくたちは、子どものころは 親の 愛情とかにも 守られていて、
自由に 遊ぶ 時間も いっぱい あるから、快楽を 発見することも
快楽を 求めることも 快楽的に 遊ぶことも たくさん できたですよね。

それが、大人(おとな)になるに したがって実現不可能になるのですよね、
きっと。快楽も、野放しでは、悪いこともしやすいわけですけど。
他者を傷つけたり、自分の健康を害したりとね。

でも、人生は 快楽や 遊ぶことを 目的にして 存在する のだと、ぼくは思います。

だから ぼくは、そんな 子ども のころの ユートピアを、
大人の 社会にも 日々に 実現したいのです。

子どもたちと 大人を 比べたら 絶対に 子どものほうが
正しい 生き方を してると ぼくは 感じますよ。

もう 1つの 言葉ですけど。寺山 修司さんの書いた『 青 女 論 』の 言
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