暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第3部〜希望と絶望の宝石〜
第10話『見え始める危険』
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「私は、聡明で賢い人の味方で、直情的な愚か者の敵。佐倉杏子、あなたはどっち?」
「さあ、みせるんだ。君が魔法を操れる、その証を。」
「自分の気持ちに嘘をついていませんか?私、明日の放課後、上条さんに告白します。」
「本当だ。その気になれば、痛みなんて感じないんだ。」
自室に入ったさやかは机に伏して泣きじゃくる。
「うぅ…馬鹿だ…あたしって、ホント馬鹿…」

─魔法の指輪、ウィザードリング。今を生きる魔法使いはその輝きを両手に宿し、絶望を希望に変える─

ようやく繋がった!フェイト、大丈夫!?
通信遮断の結界が破壊されたことで、フェイトはアルフから連絡を受ける。
「アルフ、私は大丈夫。それより、リンディ長官はいる?」
今代わるね。
フェイト、無事でよかったわ。状況はどうかしら?
「はい、今までキュゥべえにに通信遮断の結界を張られていて連絡が出来ませんでしたが、ある程度の調査が済みました。まず、この世界に魔女を、まどかの世界にファントムを送り込んだのはキュゥべえで、ファントムの誕生の際に発生する絶望のエネルギーを集めることが目的でした。」
なるほどね。つまり、今は雅国家象徴に対してキュゥべえは通信遮断の結界を使用しているわけね。
「ですが、雅も結界破壊の魔法を持っているはずです。」
それがね、どうも雅国家象徴に対して使われているものはただの結界ではないみたいなのよ。
「どういうことですか。」
フェイトの時にはこちらからの通信は行えたのだけど、雅国家象徴の方にはこちらからの通信も行えないわ。恐らく高ランクのAMFか次元遮断システム、あるいはその両方が使われている可能性があるわ。
「わかりました。それから、キュゥべえは集めたエネルギーをこの世界で利用しようとしていますが、この世界にそれほどの膨大なエネルギーがあるのか調べてもらえますか?」
わかったわ。他に何かあるかしら?
「キュゥべえが言っていたワルプルギスの夜について何か分かりますか。」
雅国家象徴が向かった世界に存在している史上最強の魔女のことね。数多の少女の無念によって構築されている存在で、人類が作り出したあらゆる質量兵器が通用しないという記述があるわ。
「ありがとうございます。こちらの世界に魔女が現れている以上、この世界にワルプルギスの夜が現れる可能性を考えておきます。」
そう、ありがとね。
「それで、雅の方からはどこまで報告がありました?」
それがね、向こうの世界ではキュゥべえは殆ど動きをみせていないみたいで、情報が殆ど無いのが現状よ。
「わかりました。こちらでは引き続き捜査を続行します。」
フェイトは通信を終了する。
「あれがフェイトちゃんの上司?」
「上司、というより母さんと言った方が近いかもしれませ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ