スーパーロボット大戦OGs
0025話
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ぁ、念動力自体がまだまだ未知の能力ですものね。予知なんておまけがあっても不思議じゃないけど……」
納得してくれたかと思ったが、まだ微妙に疑いの眼差しでこちらを観察している。
「まだ信じられないか?」
「信じられないと言うか、微妙に私の女の勘がちょっと、ね」
女の勘で見抜くとか、恐ろしすぎる。
誤魔化すように紅茶を口に運び、レモンの疑惑を受け流す。
「ま、しょうがないわね。今日の所は信じておいてあげる」
取りあえず誤魔化す事になんとか成功した俺は、今度こそ本当に時流エンジンやモントーヤ博士の事でレモンと楽しく会話したのだった。
「俺がこの特殊処理班の隊長を務めるアクセル・アルマーだ。よろしく頼む」
レモンとの危ない出来事の翌日、俺は会議室で特殊処理班の面々と初顔合わせをしていた。
会議室にいるのは、俺と特殊処理班に配属された部下達4人の合計5人だ。
……将来的に連邦に反旗を翻すシャドウミラーの実行部隊が隊長含めて5人というのはさすがに寂しいものがある。まぁ、新設の部隊なんだしその辺はしょうがないのか。
結局俺がヴィンデルから言われて選んだパイロットはマルティン・ロメロのみで他はヴィンデルが選んだパイロットだ。
新設部隊に配属された4人は全員がまだ若い。
1番年上なのが20代半ばくらいのマルティンだと言えば、その若さが実感できるだろう。
本来なら古参の兵士を最低1人は欲しかったのだが。
「マルティン・ロメロ曹長です。以前は南米にあるエクアドル基地でPTパイロットをしていました」
最初にマルティンが敬礼しながら挨拶する。
ただ、あからさまにこちらの実力を推し量るような雰囲気を出している。
どうやら、この男が1番の曲者だな。まぁ、それ故に腕にも自信はあるんだろうが。と言うか、これで腕が悪かったら推薦した俺の人を見る目の無さに泣けてくるのでそれは無いと信じたい。
そんな風に考えている間に、他の3人の自己紹介も終わった。
ちなみに、他の3人はそれぞれアル、ボビー、フルストというらしい。
「さて、自己紹介が終わった所で早速だが、各々の搭乗機体を決めてもらう」
「は? 隊長が自分達に割り当てるんじゃないんですか?」
俺の言葉に驚きの表情を浮かべるマルティンだが、効率的に考えた場合は自分の特性にあった機体を自分で選んだ方がいいと判断した。
その辺の新兵なら自分の特性も何もあったものじゃないだろうが、新設とは言え特殊部隊に配属されたパイロット達だ。自分たちの特性ぐらい理解出来ているだろう。
「いや、お前達が乗る機体だ。自分達で決めろ。ただし、自分の特性に合っていてきちんと乗りこなせる機体を選ぶように。言い忘れたが、その機体を使い
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