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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第97話
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〜アイゼンガルド拠点〜



「――――――」

「「「「!!」」」」

戦闘開始時敵は飛行形態に変形した後デュバリィ達目掛けて突撃し、敵の突撃に対してデュバリィ達は左右に散開して回避した。

「フフッ、これはどうかしら?――――――それっ!!」

「!?」

飛行形態から通常の形態に戻った敵を見たエンネアはクラフト―――ピアスアローを敵のヘッド目掛けて放ち、ヘッドに強烈な衝撃を受けた敵は怯んだ。

「崩れたわ!」

「もらった!――――――砕け散れッ!!」

敵が怯むとエンネアとリンクを結んでいたアイネスが追撃にクラフト―――地裂斬を放って命中させた。

「参ります――――――そこっ!!」

「行きますわよ――――――斬!!」

続けてオリエがクラフト―――双剋剣を、デュバリィがクラフト―――神速ノ太刀で左右斜めから十字(クロス)する形で敵を攻撃して更なるダメージを与えた。



「――――――!」

デュバリィ達の攻撃を受けた敵は反撃に翼を広げて無数のレーザーをデュバリィ達目掛けて放ち、それを見たデュバリィ達は回避に専念した。

「わかってはいた事だが、やはりあの”翼”が厄介だな……ッ!」

「かといって”翼”を破壊する為に下手に近づけば、飛行形態による突撃の反撃がされるでしょうね……!」

アイネスとエンネアは襲い掛かるレーザーを回避しながら反撃の隙を狙っていた。

「…………………」

「んなっ!?あのレーザーの雨の中を突っ込むなんて無茶ですわよ!?」

その時オリエが敵目掛けて突撃し、それを見たデュバリィは驚きの表情で忠告したがオリエは襲い掛かるレーザーを紙一重で回避しながら敵に近づいた後レーザーが襲い掛かってこない敵の足元の背後でクラフトを放った。



「吹き荒れなさい――――――!!」

「!?」

オリエが放ったクラフト―――ハリケーンエッジによって発生した竜巻を背後から受けた事による衝撃で敵はレーザーの乱射を中断し

「好機……!フォローは任せたぞ、エンネア!」

「はいはい。」

それを見たアイネスは敵に目掛けて突撃し、エンネアは弓に矢を番えて援護攻撃を行う動作に入った。



「――――――」

「………!」

一方敵は足元にいるオリエに腕を振るって攻撃したが、オリエは次々と襲い掛かってくる腕を回避し続けた。

「フン、目の前の敵に気を取られるとは所詮は意思無き人形ですわね――――――斬!!」

敵がオリエへの攻撃に気を取られている隙にデュバリィはクラフト―――影技・剣帝陣で敵にダメージを与え

「ふふっ、これはどうかしら?ハァァァァァァ…………ッ!」

「……!?」

エンネ
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