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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
皇帝ナポギストラー
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チャモチャ星 国王 アンラック王宮殿


『イメコンの可能性と同時に重大な危険性を誰よりも真っ先に感知したのは僕の父であるガリオン侯爵でした。父は、科学者の一人であり、イメコンが現在使用されている全ロボットに組み込まれると聞き、急いで宮殿へと向かいました・・・・・・・。』






「アンラック王!アンラック王はおられますか!?」

宮殿に到着するなり、ガリオン侯爵は急ぎ足で王のいる執務室へと行った。突然の訪問にアンラック王は驚きの様子だった。

「ガリオン侯爵、一体どうしたのだね?そんな顔をして?」

拍子抜けの顔をするアンラック王とは裏腹にガリオン侯爵は緊迫した表情だった。

「アンラック王、イメコンの使用をすぐに中止してください!」

「ん?突然何を言い出すんだね?」

イメコンの使用中止を求める侯爵に対してアンラック王は首を傾げた。

「人間の体は使わなければどんどん衰えていくのです!このままでは我々はロボットなしでは動けなくなってしまいます!!それにすべてのロボットにイメコンを組み込めば、間違った指示を行った場合取り返しのつかない事態になりかねません!!軍隊や警察のものならなおさら、ですから・・・・・・・・・」

「御心配には及びませんよ、ガリオン侯爵。」

「!?」

ガリオン侯爵が後ろを振り向くとそこにはナポギストラー博士が背後に不気味なドクロロボットを数機連れて来ていた。そのロボットたちに不気味さを感じたガリオン侯爵とは反対にアンラック王は、親し気にナポギストラー博士に声をかける。

「おぉ、博士。今回も何か新しい発明を?」

「はい、国王。今回は侯爵のおっしゃった問題を解決すべく新たな発明品をお見せに上がりました。ご覧ください。」

ナポギストラー博士が言うとドクロロボットたちは道を開け、その間からカプセル状の乗り物が部屋に来た。

「このカプセルに入れば体を無理して動かすことなく自由に動かせます。」

「おぉ、それは素晴らしい。全国民に一台ずつ与えるよう工場に手配しておくれ。」

「いかん!そんなものに乗っていると人間は・・・グゥウ!?」

勢いよく言いかけたガリオン侯爵は突然の体の痛みに膝をつく。

「どうしたんだね?侯爵。しっかりしたまえ。」

「だ、大丈夫です・・・・・・急いで駆けつけたもので・・・・・」

「早速カプセルが役に立ちますな。」

ナポギストラー博士が言うと同時にカプセルは作動し、アームでガリオン侯爵をカプセルに入れ始める。

「や、やめろ!?誰がこんなものに乗るか!?やめろ!ナポギストラー博士!!博士!!!」

「お前たち、侯爵をお見送りしろ。」

「「「・・・・・」」」
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