暁 〜小説投稿サイト〜
神機楼戦記オクトメディウム
最終話 その後
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
達がそれを阻止する為に地球人に与えたのが三神器だったって事だよね」
「その通りよ、二人とも」
 泉美はその二人の物分かりの良さに有り難い気持ちであるのだった。何せ、後に調べて知った自分自身すらその事実が眉唾ものに思えてならないからだ。
 そして、その後に士郎が続くのであった。
「そうなると、そんな物を地球へと持ち込んだその人種を放っておく訳にはいかないよな?」
「そうね、その人種は今では安息の星を手に入れて侵略など考えていないでしょうけど、もしかしたらまた地球に害をなさないとは言い切れないからね」
 そう泉美は士郎にも言葉を返した。
 その後に続いたのは、この四人の中でも一番ポジティブな思考の持ち主の姫子だ。
「でも、もう邪神は滅ぼした事に変わりはないよね? なら、せめて今はその平和を満喫するのは大切な事だと思うよ?」
 その姫子の弁に賛同するのは千影であった。
「姫子の言う通りね。今は平和を味わいましょう。でも、万事が起こっても太刀打ち出来るように、皆で修行は欠かさないように、ね?」
「そうだね、千影ちゃん♪」
「俺も、もっと──それは和希兄さん以上の剣の達人になるまで強くなるよ」
「私は荒事は出来ないけど、この頭ならいくらでも貸してあげるわ」
 そう皆は口々に言って、その後和気あいあいと元気に笑って見せたのだ。
 その後、彼等は平和が戻りいつも通り午後の授業が行える大切さを噛み締めながら、屋上を後にするのであった。
【神機楼戦記 オクトメディウム】完
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ