第六百七話 勇敢に向かい
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第六百七話 勇敢に向かい
バイバルスさんは軍を率いてエジプトに言いました。
「ではだ」
「本当に戦うのか」
「私は決意したのだ」
モンゴルと戦うことをというのです。
「だからだ」
「若し負けたら」
ついその時のことを考えてしまいました。
「その時は」
「バグダートの様になるか」
「俺の街が」
「そうはならない」
「勝つから」
「そうだ、モンゴルからここまで来たということはな」
相当な距離であることは言うまでもありません。
「かなりの距離だな」
「その距離を進んできたからには」
「かなり疲れている、しかもだ」
「しかも?」
「あの連中はモンゴルの主力ではない」
主力は何と言っても中国にいました。
バイバルスさんには勝算がありました、その為自信を以てモンゴルとの戦いに向かいました。無敵の大帝国に。
第六百七話 完
2020・7・11
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