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非日常なスクールライフ〜ようこそ魔術部へ〜
第84話『捜索』
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踏み入れる。

大地は大切な親友なんだ。絶対に見つけ出してやる。






肝試しの終わった森の中は不気味なくらいひっそりとしており、いくら仕掛けが無くなったとはいえ、恐怖心までは拭えない。今度は本物が出てくるのではないかと、そんな気がしてしまう。


「しっかし、こう手がかりが無いんじゃ、探すのは厳しくないか?」

「確かに。せめて、どのルートを通ったかでもわかればいいのに…」


分かれに分かれるこの迷路から人を探し出すなんて、無謀と言う他ない。まして、大地の班が道を外れたと仮定すると、捜索範囲はこの山全体。朝まで時間が掛かってもおかしくないのだ。


「おーい大地ー! どこにいるんだー?!」

「返事してー!」


全員で呼びかけてみるが、応答は無し。森が静かになっている今でさえ声が届かないとなると、このルートは違うのかもしれない。


「じゃあどうしようか? 一旦戻って別のルートを探す?」

「…いや、このまま分岐点まで行った方がいいだろう」

「何で?」

「鳴守がどの程度の方向音痴か知らないが、班員は別だろ。なら、わざわざ道から外れるルートを看過するとは思えない」

「なるほど…!」


伸太郎の推測は一理ある。今まで大地のことばかり考えていて、班員の存在を忘れていた。確かにまともな人たちなら、きっと大地のブレーキになってくれたはずだ。


「となると、どこで迷ったのかな?」

「それが恐らく分岐点だ。正規ルートとは別に似たような道があって、そこを通ったのかもしれない」

「ふむふむ」


つまり、大地以外のメンバーも迷ったならば、それほど紛らわしい道が存在していたということになる。はた迷惑な話だ。


「あれ? じゃあ大地が方向音痴ってのはあまり関係なくない?」

「そういうことになりそうだな」

「なーんだ、せっかくいじってやろうと思ったのに」


伸太郎の淡々とした答えに、莉奈が残念そうにする。
…いやいや、遭難していることに変わりはないのだ。そこまで楽観してはいられない。


「ねぇ、あそこが分岐点じゃない?」

「そうみたいだね」


結月の指さす方向を見てみると、確かに分岐点と思われる場所が見えた。ここが目的地であって欲しいが・・・


「…違うな。これは普通の分かれ道だ。迷う要素がない」


伸太郎の言葉に、一同はがっくりと肩を落とす。仕方ない、次の分岐点まで進むとしよう。






あれから分岐点を進んだり戻ったりを何回繰り返してきただろうか。そろそろ、どちらがスタートでどちらがゴールかもわからなくなってきた。


「まさか、分岐点が5つもあるルートがあるな
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