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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)

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一撃によりエックスは部屋ごと大爆発に飲み込まれる。建物が崩壊する中、VAVAはゆっくりとその場に着陸した。燃え盛る塔を見ながらVAVAは、今の攻撃に手ごたえを感じた。

「所詮は地獄を見ずに目覚めた『鬼』、本当の地獄を見て来た俺の『鬼』に敵うわけがないのだ・・・・・・ん!?」

VAVAは、崩れゆく塔を見ながら異変を感じた。

燃えている炎がどんどん小さくなり、塔が完全に崩壊すると焼け跡に火の粉すら残らなかったのだ。

「何が起こった?」

VAVAは、煙がまだ晴れていない中エックスがいた辺りに移動する。

「そうか!ビートブードのバグホールを使ったのか。奴の小型ブラックホールなら炎と瓦礫が消せても不思議はない・・・・!」

その直後、VAVAは、背後から凄まじい殺気を感じ取った。後ろを向く暇のなく彼は、姿勢を低くするが飛んできた光弾により、右肩のキャノン砲を破壊された。

「くっ!」

後ろを振り向くとそこにはバスターを展開しているエックスの姿があった。

「この悪視界の中で・・・・・らしくなってきたじゃないか・・・・・・ん!?」

彼が意識を目の前のエックスに戻した瞬間、彼の姿はなくなっていた。

「奴は!どこへ行った!?・・・・・・はっ!」

VAVAが気付いて間もなくエックスは上空からVAVAに向かって殴りつけた。そして、倒れたVAVAに馬乗りする。

「御託は・・・・いらない!!」

エックスは、かつてシグマパレスのときのようにVAVAを殴る。

「『鬼』だろうが『イレギュラー』だろうが関係ない・・・・・・・・どれもがこの世にいてはいけないんだ。かけがえのない物を奪う存在は。」

「グッ・・・・ならば・・・・お前はなぜ存在する!?」

うまくブリッジの態勢を取り、VAVAは、エックスを振り飛ばす。

「『鬼』がいてはいけないというのなら・・・・・・・・くっ!・・・・・・・何故、『鬼』に目覚めてまでお前は戦う!?」

VAVAは、頭を押さえながらエックスに向かって叫ぶ。どうやら鎮静剤の効果が切れかけているらしい。

「俺が・・・・・『鬼』になった理由?」

エックスはゆっくりと起きあがる。

「そうだ!お前も最強の力を手に入れるために『鬼』に目覚めたんだろう!・・・・・・・!?」

「お前たちのような『鬼』を滅ぼすためだ・・・・・」

エックスの顔を見てVAVAは、一瞬こわばった。その顔は目が赤く充血し、体からは赤黒いオーラが立ち籠っていた。

「お・・・・鬼?」

近づいてくるエックスに対してVAVAは、更に動揺する。

(奴の言う『鬼』・・・・・・・俺の『鬼』とは何かが違う・・・・奴の『鬼』は強さを求める一方で何をしようとしている・・・
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