第五百八十三話 覇権を握った
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第五百八十三話 覇権を握った
セルジュク朝はペルシャからメソポタミアそしてトルコまで勢力圏に収めていました、それはまさにです。
「覇権国家ってやつだな」
「我々はそうなった」
上司の人も言います。
「今ここにな」
「そうだよな」
「うむ、だからだ」
それでというのです。
「カリフにも認められた」
「そうした国だってだな」
「我々がイスラム世界の覇者だ」
そうなったというのです。
「いいな、これからもだ」
「大きくなっていくんだな」
「そうなっていければいいと思っている」
「じゃあ俺も頑張らねえとな」
「うむ、しかしだ」
「しかし?どうしたんでい」
「カリフの権威も落ちたな」
「まあそれはそうだな」
イスラム帝国を築いたカリフの権威はこの時完全に地に落ちていました、トルコはこのことも思うのでした。
第五百八十三話 完
2020・6・29
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