第五十五話 第二の封印
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、二丁のレーザーを構えると銃身を回転させて広範囲にショットを乱射する。
手加減なしのギガクラッシュの破壊力にレギオンズ本部の一部が吹き飛んだ。
爆煙に部屋が包まれるが、煙が晴れると膝を着いたシャルナクが荒い息を吐いていた。
「ダメージ…危険域…!…現状デノ戦闘続行ハ危険…!………撤退スル…!」
次の瞬間にシャルナクが転送の光に包まれ、この場を去る。
そしてシャルナクがいた場所にモデルPのデータが浮かんでおり、二人に吸い込まれていく。
「きゃあああああぁぁっ!」
「うあああああぁぁっ!」
モデルFのデータをコピーした時と同じようにモデルPのデータをコピーした瞬間に苦痛に苦しむアッシュとグレイだが、脳裏に例のレポートデータが展開される。
《コードCE71からFC60までを解放。レポートデータ展開》
《…二つめのプロテクトを解いた君は今、運命の分かれ道に立っている。このデータを読み進めるならばもう後戻りは出来ない、君もこの計画の一部となるのだ。ライブメタルには適合者に力を与え、新たな生命体へと作り変える機能がある。ロックマンへの変身機能…いや、最早これは変身ではない。進化と呼べるほどのものだ。モデルVを作った私は次に進化に相応しい適合者を選び出す事にした。世界中の人々から進化するに相応しい者を見つけ出すのは不可能に近い、だが…私には出来る。何故なら、私は世界の全てを知る者…レギオンズの三賢人の一人なのだから…》
こうしてモデルVとモデルAを作った人物のレポートの一部の展開は終わった。
衝撃の事実と共に。
「モデルVを作ったのは…三賢人の誰か…!?」
「それってつまり、裏でそいつとプロメテ達が繋がってるって事だよな…こうなると三賢人の奴らも信用出来ないぜ。それでも行くのか?グレイ?アッシュ?」
「…行こう、モデルA!アッシュ!僕とモデルAの事を知ってるのは三賢人だけなんだ…!」
「逃げたって何も変わらないものね、三賢人の誰かが黒幕ならそいつを締め上げてやるわ!」
「やれやれ…オイラに記録されてるデータってのはとんでもないもんばっかだな…」
部屋を出ると明かりが点いておらず、真っ暗な状態に二人は足を止めた。
「何だ、この部屋は…暗くてほとんど何も見えないじゃねえか!さっきコピーしたモデルPにトランスオンすれば少しはマシになりそうだ…モデルPにはナイトスコープとレーダースコープって機能があって暗い場所での行動や敵の位置や地形、隠し扉とかの場所が分かるようになるぞ!攻撃は…チャージの性能が違うな。アッシュは敵の攻撃を防ぐバリアの効果を持つ曼荼羅手裏剣、グレイはでかい手裏剣を投げる十字手裏剣だ。どっちもシャルナクみたいな使い方は出来ないから気を付けてくれよ」
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