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ロックマンZXO〜破壊神のロックマン〜
第五十四話 第一の封印
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わるのと同時にアッシュとグレイは苦しみから解放されたことで荒い呼吸を繰り返す。

「はあ…はあ…何なのよ…あれは…」

「ううっ…モデルA…今のは一体…?」

倒れながらも何とか息を整えた二人は変身を一旦解除してモデルAを見上げる。

「今のが三賢人のおっさん達が言ってた、オイラに記録されているデータ…なのか?モデルVと…オイラを作った奴のデータか…」

「モデルA、大丈夫か?」

「とにかく今は逃げ込んだ人達を助けよう」

グレイがモデルAのことを案じるが、この部屋の奥にいる違法ハンター達を助けねばならないことを思い出したアッシュがシャッターを抉じ開ける。

「ひいっ!?また誰か来やがった!こいつはセラミカルチタンで出来たシールドだ!てめえの攻撃なんかにゃビクともしねえぞ!諦めて帰りやがれ!」

「セラミカルチタンねぇ、超レア物の金属じゃない。売ればいくらになるかしら?」

「アッシュ…」

早速セラミカルチタンのシールドの値踏みを開始するアッシュにグレイは呆れ、モデルAは溜め息を吐いた。

「守銭奴アッシュは置いといて……オイラ達の事をいちいち説明するのも面倒臭えな。さっさとご自慢のシールドとやらをぶっ壊そうぜ」

「そうだな…アッシュ、早く壊そう」

「そうね」

モデルAを手に取ってディアバーンに変身してアッシュとグレイは同時に飛び蹴りを繰り出すが、あっさりと弾かれてしまった。

「効かない!?」

様々な障害物を壊してきたディアバーンの飛び蹴りが通用しないことにグレイは驚くも、アッシュはロックマン・モデルAに戻ると、シールドに入った傷を見つめる。

「もっとパワーがないと駄目なようね」

「ディアバーン以上のパワーか……おい、モデルFに変身して、チャージ攻撃をぶち込んでやろうぜ。モデルFのパンチなら壊せるだろ」

「「トランスオン!!」」

アッシュとグレイがモデルFに変身するが、コピー出来たのはアーマーのみでフォルスロイドのように見た目を完全コピー出来るわけではないようだ。

「あら?今までと違ってアーマーしかコピー出来ないの?」

「前にも言ったろ?オイラの力を二人で使ってるからトランスオンが不安定だって…やっぱりアッシュとグレイじゃ、使える攻撃が違うな…でも共通する攻撃はあるし、説明は後でするからチャージ攻撃のパンチをぶちこんじまえ」

モデルAのセミチャージに相当するエネルギーをチャージしてからアッシュとグレイは同時にナックルバスターによるエネルギーを纏ったパンチ、メガトンクラッシュを叩き込むとご自慢のシールドは粉々となり、高笑いしてた違法ハンターのリーダーらしき人物は怯え始めた。

「うわああああ!?い、命だけはお助けをーっ!」

「結
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