暁 〜小説投稿サイト〜
ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
シャイニング・タイガード
[9/9]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
ガードは跪きながら泣く。

復讐のために今まで守ってきたものをすべて失ってしまった。

それがより一層彼の心に突き刺さる。

「復讐などに囚われ、ドップラーの誘いに乗り、ここを・・・・・・かけがえのないこの場所を・・・・・・・・・何もない死の世界にしてしまった!!」

タイガードは、号泣しながら汚れ切った土を握り締める。

「うおぉぉおお・・・・・・・おおぉお・・・・・・」

「・・・・・・何泣いてんのよ。」

そこへ先ほどまで倒れていたはずのマーティが歩いてきた。しずかに手当てしてもらったのか傷はなくなっている。

「う、うぉお・・・・・・・・・」

「壊しちゃったんならまた一から作り直して行けばいいでしょ?アンタ自身の手で。」

「何?」

タイガードは顔を上げながら言う。

「今まで汚しちゃった場所を綺麗にして少しずつ戻していけばいいじゃない。そりゃあ、死んじゃった動物とかはもう戻ってはこないけど簡単に死んじゃったりするわけじゃないのよ?でも、綺麗にすれば別の場所からまた動物が来て住んで元に戻っていく。そういう場所を作っていくのも仕事なんじゃないの?」

「・・・・・・」

タイガードは無言で辺りを見渡す。

「・・・・・・・・できるのか?この俺に?」

「それは君自身が決める事さ。確かに一人の力じゃ限界がある。でも、仲間を作って一緒にやっていけばまた元の環境に戻って行くよ。」

エックスは、タイガードに手を差し伸べる。

「・・・・・」

「もう一度やり直そう。ここがまた自然の楽園に戻れるように。」

「う、うぅ・・・・・・・かたじけない。」

タイガードはエックスの手を握って答える。

「なんか泣けるね。」

「うおぉ〜!なんて感動的な握手なんだぁ〜!!」












その後、シャイニング・タイガードはエックスたちの手でハンターベースへと連行された。

後に出所したタイガードは、このジャングルエリアの再建計画を行い、賛同者を集めて自分の犯した罪を償うように環境再生・保護活動に尽力を尽くすことになる。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ