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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
ゼロとの別れ
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放つ。

「無駄なあがきはよせ!!」

VAVAは飛んでくるミサイルを迎撃してエックスに照準を向けようとする。だが、いつの間にかエックスはすぐ目の前にまで来ていた。

「何!?」

「うおぉぉぉぉ!!!」

エックスは、左腕で思いっきりVAVAを殴る。

「くっ!このくらいで・・・・」

「まだだぁ!!」

次は変形したままの右腕でVAVAの顔を殴りつける。同時にショットを放ち、VAVAの頭部の一部を吹き飛ばす。同時にエックスの右腕から煙が出る。

「今のはクワンガーの分だぁ!!そして、これはその弟のビートブードの分!!」

エックスは倒れたVAVAに跨り、殴り続ける。

「これはナウマンダー!!これは貴様に殺された他のレプリロイドたちの分!!」

「ぐぅ・・・・・・・」

顔面が変形して視覚を失ってもVAVAは抵抗しようとする。

「これはゼロの分!!これは俺の分だぁ!!」

「があぁ・・・・・・・」

「うおぉぉぉぉぉお!!!!」

VAVAに抵抗する力は残っていなかった。いや、正確には頭部が完全に破壊されたため動かなくなった。それでもエックスはVAVAの顔を殴るのをやめない。

思えばここまで彼がやったのはあの夜以降ではなかろうか?

かけがえのない親友であるドラえもんに安心して未来に帰ってもらうために普段はやられてばかりで抵抗できなかったジャイアン相手に何度も立ち上がったあの夜のように。




「はあ・・・・はあ・・・・・」

ハッと正気に戻り、エックスは動かなくなったVAVAを見る。

「うっ!!」

今まで怒りのあまりに忘れていた右腕の痛みを思い出し思わず抑えるがすぐに吹き飛ばされたゼロの方へと向かう。見る限り下半身と左腕は完全に吹き飛んでしまっている。

「ゼロ!しっかりしてくれ、ゼロ!!」

エックスはゼロを抱き上げると必死にゆすって声を掛ける。すると僅かながらゼロの目が開いた。

「エックス・・・・・・・・いつも・・・・お前に油断するなと言っておきながら・・・・・この様だ・・・・・」

「もう、これ以上しゃべらないで!!すぐにハンターベースに戻って治療を・・・・・・・・」

エックスは、立ち上がろうとするがゼロは彼の手を握り、首を横に振る。

「ダメだ・・・・・・こうしている間にも・・・・・・・シグマは計画を確実に進めている・・・・・」

「でも、このままじゃ・・・・・・それにおれのバスターの状態じゃとても・・・・」

エックスは自分の右腕を見る。完全に歪んでしまい、配線があちこち焼き切れている。おそらく交換しなくては駄目だろう。

「・・・・・・・俺のバスターを使え。」

ゼロは、唯一残された右腕を自
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