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緋弾のアリア ―瑠璃神に愛されし武偵―
Extra_Edition
リサのとあるいちにち
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です。


大体、3時間ほどで物品購入会の監査をした所で、全て「成立」という形で終了しました。
今回の成果は定価の80%引きの一括支払いで行けることになりました。
成果としてはまぁまぁといったところでしょうか。
瑞穂さんだったら、95%引きとかフツーに行きますからね。
今日のお相手のココさんは・・・涙目でしたが、後で手作りの杏仁豆腐送っておけば大丈夫でしょうね。
時計を見ると結構いい時間になっていました。
移動時間を含めるともうそろそろ向かったほうがいいでしょうね。
私は昼食のベーグルサンドを食べつつ、次の仕事場所に向かいます。


午後からの私の仕事は主に飲食店の従業員です。
料理の腕前と容姿を買われて採用されました。
真の姿のことは言わない方がいいでしょう。
もしかしての需要があるのかもしれませんが。
今はランチタイムも終わり、そんなに忙しくはありませんが、それでもヒマというわけではありません。
お客が次々にお越しになっています。
さて、ここからが私の本領発揮です。
今日も一人でも多くのお客様を笑顔にしないと・・・ですね。



激動のディナータイムも終わり、時間はもう19時を過ぎています。
夏になり、日も大分長くなりましたが、段々と薄暗くなっています。
その時、ふと、思い出します。
あ、そういえば今日、8月2日は私の誕生日です。
色々な事があってすっかり忘れていましたが。
今思い出すと、皆、毎年毎年盛大に祝ってくれるんですよね。
それはもう私が「ヘルモーイ!!」と連呼するほどに。
今年は例年通りならその事が事前に解るはずなのですが、それがありませんでした。
皆が忘れているのか・・・・・いいえ。それは多分ありえません。
何故なら、メンバー全員の誕生日ごとに盛大な誕生日会が行われるのにですよ?
それなのに、私だけ無いのはあまりにも哀しすぎるじゃないですか!
ですから、『サプライズパーティー』に強く期待します。
・・・いえ、絶対にそうであってほしいです。
そう思って歩いているうちに研鑽派(ダイオ)の居住区に到着しました。
どういう結果になるのかは解りませんが、私は何時もどおり玄関の鍵を開けて、
ダイニングへと向かいます。
ダイニングの扉を開けたその時でした。
ぱぁんっ
私の顔面めがけてクラッカーの紙吹雪が舞います。
私はいきなりだったので少しびっくりしてしまいました。
『ハッピーバースディ!!リサ!!』
その言葉に私は涙が溢れてきます。
「もー、リサちーってば始まったばかりなのにもう泣いてるし」
「いいじゃない、理子。それだけ嬉しいって事なんだから」
「そうだね、なゆなゆ。いやぁ・・・これは企画して良かったよね」
「そうね。流石は私の義妹(いもうと)だわ!」
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