暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep22特別捜査官になろう〜to recieve training 5〜
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トリッジシステムを積んで改良したり、シャルちゃんのデバイス・“トロイメライ”を作ったり、すごい人や。

「お預かりします♪」

紐を通してペンダントタイプにした剣十字をマリーさんに渡すと、デスク上の円い台の上に置いた。すると縁に沿って半透明の筒が下から伸びてきて、剣十字がフワリと浮いた。マリーさんは手元にパソコンのキーボードやモニターのようなものを何もあらへん空間に展開して、キーを高速で打ち込み始めた。

(管理世界の技術力ってホンマすごいな〜)

局入りしてから何度も目にして光景やけど、それでも口が開いてしまう。

「これで・・・よし! はい、はやてちゃん。1度夜天の書を起動してもらえる? そうすれば魔導書と杖の起動リンクが完了して、魔導書の起動時に杖も展開されるようになるから」

「は、はい!」

剣十字を受け取って「夜天の魔導書、起動」を行うと、光に包まれた剣十字は分厚い1冊の書物、“夜天の魔導書”へと変化した。それと一緒に局の制服から騎士服に変身。そして魔導書を剣十字に戻す待機プログラムを起動すると、魔導書は剣十字に、騎士服は制服に、手元からは“シュベルトクロイツ”は消えた。

「うん、上手くいったね」

「ありがとうございます!」

「ううん、気にしないで。あ、そうだ。試作6号杖(シュベルトクロイツ)を使った時に感じたことを後でレポートに纏めて出してくれるかな? それを元に更なる完成型を作るから」

「了解です!」

「ありがとうございました、マリーさん。では、これにてはやてちゃんと私は失礼しますね」

そう言ってシャマルが一礼すると、マリーさんは「はい。じゃあ、またね」って手を振ってくれた。だからわたしも「失礼します!」って一礼して、第4技術部のオフィスを後にした。

「試運転できひんのはちょう心配やけど、マリーさんが今まで以上に頑丈にしたって言うてくれたし、きっと大丈夫のはずや」

「はい。それに、なのはちゃん達と協力して組んだはやてちゃんオリジナルの射砲撃なら、これまでの試作杖でもなんとかなってましたし、私たち守護騎士やセレス執務官もいますから大丈夫ですよ」

「うん。わたし独りやないもんな。頼りにしてるな、シャマル♪」

「はいっ! 湖の騎士シャマルにお任せを!」

そうしてわたしとシャマルは、セレス執務官やシグナム達との合流場所の第27ミーティングルームを目指した。

「「お待たせしましたー!」」

ミーティングルームのスライドドアが開くと同時、シャマルと一緒に敬礼をする。学校の教室よりもうちょっと広いミーティングルームには、八神家の一員であるシグナムとヴィータとザフィーラ、そして「お、来た来た♪ らっしゃい、らっしゃい!」笑顔で手を振ってくれてるセレス執務
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