第六話 ラスト・ガーディアン
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の眼光が俺たちを射抜く。
‥‥‥まあ、すぐに終わらせるつもりだが。
「撃て!」
ドガンドガンドガンドガンドガンドガンドガンドガンドガンドガン!!!
拓人が戦車砲を斉射した。それに合わせて俺とハジメも引き金を引く。
ドガアン!!
ドパンッ!!
紅、蒼、黄、緑、黒、白の頭のうち、黄を残して消し飛んだ。黄色の頭は盾役らしく、耐久力がずば抜けて高い。
「クルルルッ!」
残った黄色頭が突貫する。も、蜂起が受け止めた。
「セイヤ!」
ガンッ!
トンファーを振るう。黄色頭が仰け反った。
「“煉獄”」
「緋槍=v
地獄の炎と物凄い量の槍が黄色頭に集中した。
「記憶操作‥‥消去!」
蜂起が何かを消去した。すると‥‥
「クルル?」
黄色頭が無防備になった。どうやら防御することを忘れさせたらしい。
「発射!」
ドシュルルルルルルル‥‥‥
俺はミサイルランチャーを発射した。未だ攻撃を受けても死なない黄色頭に、トドメの一撃だ。
ドガァァァァァァァァン‥‥‥
跡形も無く消し飛んだ。
「まだ来るぞ‥‥油断するな!」
俺はまだ消えない気配を警戒しながら叫ぶ。予想通り新しい頭が生えてきた。
「銀色と‥‥金色か」
そう、新しく生えてきたのは、銀色と金色の頭だ。
「ハジメ、シュラーゲンを」
「いつでもいいぞ」
ハジメが正眼にシュラーゲンを構える。と、同時に二つの頭が魔力を最大限貯め始めた。
「こいつは‥‥!聖!ユエ!準備を!」
そう叫んで自分も魔法を準備する。拓人と蜂起も準備完了した。
一瞬の静寂‥‥‥。
ゴォォォォォォォォォォォォォォ‥‥‥
二つの頭が極光を放った!
「ッ!発射!!」
ハジメが引き金を引いた。
ドガァァァァァァァァン‥‥‥‥
「“乱れ五月雨”!」
「“運命”!」
「“閃光の嵐”!」
「蒼天=I」
「“双爆”!」
チート級の魔法が発射された。中央でぶつかり合う二つの極光。
「天使の加護!」
聖がバフをかけた。それと同時に魔法が少しずつ極光を押し戻し始める。
そのまま‥‥
そのまま行け!
俺たちが生み出した極光はやがて、ヒュドラの極光を押し返した。
煙に辺りが包まれる‥‥
「!?なんだと‥‥‥」
俺は気配感知で有り得ないモノを確認した。更に‥‥‥
ドォォォォォォォォォォォォ‥‥‥!
ノータイムでヒュドラから極光が飛んできた。咄嗟に俺は後ろにいた四人を魔法で吹き飛ばした‥‥‥が、ハジメのことを吹き飛ばすことはできなかった
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