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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第63話 姉妹の再会!黒歌の過去と向かうは再生の国ライフ!!
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たんだね!」
「うわぁぁぁぁん!イッセーさぁぁぁぁん!怖かったですぅぅぅぅ!」
「イリナ、アーシア……二人も無事みたいだな。本当に良かったよ」


 ポロポロと涙を流すイリナとアーシア、俺は二人を慰めながらルフェイを探した。


「師匠……」


 ルフェイは直ぐに見つかった、というか自分から俺の前に出て来てくれた。だがその表情はいつもの天真爛漫な笑顔とは違う曇ったものだった。


「ルフェイ、祐斗達に豪水を渡したのはお前だな?」
「……はい」
「そうか……」


 顔を真っ青にして肯定するルフェイ、俺はルフェイに近づくと程々に力を込めてデコピンした。


「あうっ!?」
「これは俺に何も言わなかったバツだ、まあ今回は俺の落ち度もあるからこれ以上は怒らないよ」
「し、師匠……でも、私……」
「お前の事だ、もし祐斗達が死んだら自分も自害するつもりだったんじゃないか?」
「……」


 やはりか。この子も俺に似てきたな、まあそんなところは似ないでほしいんだが……


「ルフェイ、次からは必ず俺に相談してくれ。これでも一応お前の師匠なんだから」
「師匠……ごめんなさい」


 ルフェイは俺に抱き着くとえんえんと泣き始めた。一人で背負い込んでしまうのも俺に似ているよな、全く……


「イッセー……」
「ゼノヴィア、どうした?」
「済まない……私はスープを守れなかった。お前に託されたというのに……」


 ゼノヴィアは悔しそうに拳を握って涙を流していた。グルメ界に来てから初めての依頼、それが失敗に終わってしまった事がとても悔しいのだろう。


「ゼノヴィア、気にするな。俺でも失敗なんてよくするんだ、生き残っただけでも大したものさ。次のチャンスを待って今度こそ美味い食材をゲットしようぜ!」
「……うむ!次こそは必ず成功させてみせるよ。見ていてくれ、イッセー」
「ああ、その意気だぜ。ゼノヴィア!」


 ゼノヴィアは涙をぬぐうと強い眼差しでそう決心した。彼女にとっては苦い体験になったかもしれないがそれに折れなかったゼノヴィアは絶対に強くなるだろう。


「イッセー、生きていたんだな。こうやってまた再会できてホッとしたぜ」
「流石イッセーさんですね、愛丸さんが言っていた通りの凄い人だ」
「マッチ!滝丸!お前ら目を覚ましたんだな!」
「ああっ、アーシアのお蔭で何とかな」


 以前コカビエルとの戦いで進化したアーシアの神器、今までは肉体的なダメージしか癒せなかったが今は精神的なダメージも癒せるらしい。それによって意識を失っていたマッチと滝丸が目を覚ましたんだな。


「私もこの通り無事よ。イッセー、小猫、貴方たちも無事で良かったわ」
「リアスさん!
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