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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
062話 文化祭編・開催2日目(09) 超との対峙、謎のエミヤ?
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うだからな」
「えっ?」
「なにやら懐中時計のようなもので転移した光景を目にした」
「!? そ、それってもしかしてこれのことですか?」

そしてネギ君が取り出したのは超が持っていたのと同じ懐中時計だった。
ネギ君から聞くにこれは懐中時計型のタイムマシン、名をカシオペアだという。
どうやらこれを使ってネギ君は生徒達の出し物を点々と向かっていたらしい。

「なるほど、だから一日目の時に慌てていたのか」
「はい。イリヤさんには士郎さんには内緒にしておけと言われていたので言わなかったんですけど、超さん関係では伝えといたほうが言いと思いまして」
「そうか。それなら超が一瞬で消えたカラクリも説明がつく。しかし時間旅行の魔法を科学で完成させていたとは…まさに天才だな」
「僕もそう思います。士郎さんはこれをどう思いますか?」
「どう、とは?」
「カシオペアです。何度も時間を遡っていますからズルですよね」
「いや? 別に悪用しなければいいのではないか?」

そう…。セイバーのようにやり直しを望まない限りはな。

「そうですか。ありがとうございます」
「しかし、となると超はなにをしようとしているのか…?」

と、そこにザッという足音。
いつの間にか超がそこに立っていた。

「ネギ坊主。話し合いをしたいとはなにカナ?…おや、エミヤ先生も一緒のようネ」
「なに。話し合いの邪魔はしない。しかし俺も聞きたいことがあるのでな」
「聞きたいコト?」
「一段落したら聞くさ。さ、ネギ君」
「はい…。超さん、僕…学園祭前日に魔法先生に追われていた超さんをかばいました。超さんは僕の生徒だからです」
「………」
「それに困っている僕にこれを貸してくれて…とても感謝しています」

ネギ君はカシオペアを掲げながら感謝の言葉を述べる。

「でも、教えてください! 何で突然退学届けなんかを? なんで悪いことを?」
「悪いコト…ネ。ネギ坊主、魔法先生達に話を聞いたカ?」
「タカミチを捕まえて地下に閉じ込めたり、魔法を世界にバラすなんていうのは悪い事です。僕は他の魔法先生から話を聞いただけだから、超さん自身から話を聞くまで信じません!」
「もしそれが本当だとしたらどうするネ?」
「本当ですか!?」
「事実ネ。私は世界に魔法をばらそうとしている。さて、それで聞くがネギ坊主はそんな私をどうしようと考えてるカ?」
「………止めます! あなたの先生として悪い事をしようとすることを止めなければいけません!」
「面白い。エミヤ先生、ネギ坊主はこう言てるがアナタはどうする?」
「その前に聞く。お前にとって歴史を変えることによるメリットを教えてほしい。お前が茶々丸の開発者だというならばおそらく俺の過去も茶々丸経由で知っているのだろう…?」

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