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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
045話 学園祭編・準備期間(01) ネギ、甘酒に酔い本音を暴露
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「それが妥当だろうな。長年石化を解除できるものが見つからなかったというのに突然解呪できたとなれば話は自然と士郎とイリヤに流れて二人の正体がばれてしまいかねない…」
「そうだね。エヴァの言うとおりだ。あちらでは今もどう話を捏造するかで今頃は案を出し合っている頃だしね…」
「それとネギ君には時期が来るまでは内緒の方針で話は固まりました」
「そうですね。ネギ先生がそれを知ったらきっと修行どころではなくなってしまいますから…」
「可哀想やけど内緒にしておいたほうがいいんやな…わかった、ウチ絶対話さんようにするわ」

このかがキッと真面目な表情をして言ったので学園長もついつい顔が綻んでいた。
っと、そうだ。あのことも話さんといけないな。

「それと話は別に移りますが魔法世界で自分は不定期ですがメガロメセンブリアの専属鍛冶師の一人になったのでその報告をしておきます」
「ほっ!? それはまことの話か、タカミチ?」
「ええ。領主も大層上機嫌でしたよ」

それからは俺とタカミチの魔法世界雑談になって色々話をした。
それから少したって、

「そういえば、士郎さん」
「なんだ、刹那?」
「いえ、たいしたことではないのですが悪魔襲来から少しして犬上小太郎がこの学園に入学してきたので伝えときます。今はランサーさんとやり合っている頃ではないでしょうか?」
「そうか。それとネギ君のほうだが…今はどうしているかわかるか?」
「僕も気になっていたんだよ。あれから元気がなかったようだから」
「だったら顔出ししに行きましょう。今なら朝のHRが開かれる少し前の時間でしょ」
「はっ! そうでした。お嬢様、すぐに向かいましょう。ネギ先生が朝礼を始めてしまいます」
「そうやな。ほな士郎さん。先にいっとるで」
「ああ」

それから二人はすぐに教室に向かっていった。
エヴァはいかないのかと聞いたが「だるい」で切り捨てられた。
それで俺は姉さんとタカミチとも別れて教室へと向かい途中で新田先生に会った。

「おや、衛宮先生。お帰りでしたか」
「ええ。出張から戻ったばかりでして」
「それはご苦労様ですな」
「ありがとうございます。それより新田先生はどうしたんですか? 自分はクラスに顔を出そうと思っているのですけど…」
「いえですな。先日からまだクラスの出し物が決まっていないらしく3−Aの生徒達がうるさいんですよ。先日もなにやら『メイドカフェ』とわけの分からないものを出そうとしていたので心配でして…」
「また騒ぎを起こしているんですか…本当に元気なクラスですね」
「まったくです。お、思った通り3−Aのクラスがまた騒いでいますな。少し説教をしますかね」

まったく新田先生は真面目な方だ。
あのクラスを抑えるのは至難の技だと言うのに…

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