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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
033話 ネギの弟子入りテスト
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あの新しい技法を手に入れた翌日に少し体にだるさを感じたので姉さんに聞いてみるとどうにもやはり負担らしいものがあるらしいとのことだった。
当然だ。もとから俺は等価交換を無視しまくりなのに、さらにそれを体に宿すのだからそのくらいリスクはなければ天罰が落ちる。…おもにアカイアクマからだが。
よって使うとしてもランクの低いC、Bランク程度の武器がいいとこで宝具級は絶対禁止の命令を受け強制魔術(ギアス)までかけられ姉さんの許しが出ない以上使用は不可能となった。
…まぁ、宝具でなくとも充分使えるのだからいいが。
それはともかくネギ君の弟子入り試験が前日に迫っているので見学をしにいってみた。
最近は日常生活に加え工房作りやアーティファクトの使い方をマスター、新しい技法の特訓などであまり会っていなかったからな。
朝はさずがに会いにいけなかったので授業が終わった後は世界樹の広場で特訓しているということを刹那に聞いたので一緒に向かっていた。

「そういえば最近忙しそうでしたがなにかあったのですか?」
「ああ、ちょっとな。ほら、前に俺達の世界の魔術師の工房の話をしただろう? それの申請と同時に刹那のような前衛の関係者の武器を学園長の依頼があれば鍛えなおしたり、新しく作ったりする鍛冶師の工房も同時に作っていたから中々時間が裂けないでいたんだ」
「そうだったんですか」
「ああ。それに最近俺の新しい技法をエヴァと姉さんに編み出されてしまってそれにも手を焼いていたから最近は疲れ気味だな」
「新しい、技法ですか…?」
「ああ。まだその技法の名は決まっていないが、おそらくあちらとこちらの世界…どちらを掛け合わしても俺以外使えるものはいないだろうものだな」

その言葉に刹那は驚いたのかどんな技法か是非と言って聞いてきた。
だけど先ほどもいったが俺以外は使えないだろうと前置きをしてからどういったものかをおおまかに伝えた。

「投影する魔剣の魔力をすべて体に取り込むというものですか!?」
「ああ。さすがにその技法を編み出した翌日に宝具級のものは取り込んでいないのに体にだるさを感じてしまったから、呪いまで使われて安定するまで当分は使用を制限されてしまったな。だから今取り込めるのは名もなき魔剣と干将莫耶くらいだな…」
「…それだけでも充分なのでは? ちなみにどれだけ効果を発揮したんですか?」
「あー…それがな。初めて成功したときには風属性つきの魔剣を取り込んだんだが………装填した魔力を最初は制御できずにエヴァ達も目視は難しいほどの速度で一瞬にして100m以上は移動してしまい思わず死にそうになった…」
「それは…またすごいものですね」
「ああ。そしてその勢いで装填した魔力がすぐに底をついたから、おそらく一気に使ってしまったからそれほどの移動をし
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