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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
016話 新学期、対真祖編(03) カモ、参上!
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ことを忘れてもらっては困るな?」

突然現れたと思ったらいきなり私の襟首を掴んで教室まで連行しようとしてやがる!

「今日は授業は受けてもらうぞ?」
「よせ! 離さんか衛宮士郎!?」
「ははは、そんなことが許されると思っているのか? 学生は勉学が仕事のようなものだろう」
「どうせ私は受けてもまた繰り返してしまうんだからいいんだよ!」
「そんな言い訳は後で聞いてやろう、エヴァ。さもなくば椅子に縛り付けてでも受けさせるぞ?」
「ぐぐぐっ! 茶々丸! 私を助けろ!」
「楽しそうですね、マスター」
「楽しくなどない! ええい離さんか衛宮士郎!?」
「はっはっは。……離すものか」

さも楽しそうに笑いやがる……結局、私は教室まで連行されてしまった。
しかし、衛宮士郎につかまる前に見たオコジョは……まさか昨日逃がしたやつか? 厄介だな。



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