暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
EPISODE22『防人の歌』
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しい。少々、面白い演劇を思いついた。」
【ATTACK RIDE-BEAT GAME-】
幽汽は、ロードスラスターからビートゲーマを召喚する。
「さあ、奏でろ!」
幽汽はビートゲーマのディスクをこすり、音楽を再生する。
「意趣返しってやつね。楽しみだわ。」
ファラは遠くから高みの見物を始める。
「♪静かに 耳を澄ませば 聞こえる 流星の残響!届け!カンパネラ 生命のRond」
幽汽は刃を放ち、翼は防戦一方になる。
「♪決意に 追いかけたHeart tail 禁じた (ツルギ)を掴んで!弱くていい 君の定義!想い込めて往こう…」
幽汽の攻撃によって、翼は剣を落としてしまう。
「♪感じてぇ 僕の声を!聖なる インフィニティ 誓えるぅ 愛の為に 今は 小さな 火花でいい!いつか!大きな!炎へと変われぇぇぇ!」
幽汽は大量の独楽を上空に放ち、それらが爆発して翼は吹き飛ぶ。
「♪イカズチでも 壊せない その絆の限りRise!新時代の 福音(ゴスペル)よ 夢追い人を照らせ!」
[full change]
幽汽は必殺技を発動する。
「♪もう 迷わないさ!風のままにぃ!未来はまばゆく輝いて君〜を待〜つよ〜!」
幽汽のターミネートフラッシュが翼に直撃し、翼は地面に転がる。そこに八紘が現れる。
「翼、立ち上がりなさい!そして、夢に向かって羽ばたきなさい!」
八紘は翼を叱咤する。
「えっ…」
翼は困惑する。しかし、
「今さら、父親面するつもりですか!何故もっと早くしなかった!?折れる剣は、そんなに不要ですか!」
翼はすぐにそう返す。すると、
「何時までそんなことを言っているつもりなの!いい加減目を覚ましなさい!このわがままっ子!」
そこにマリアが現れる。
「娘の心配をしない父親が、この世のどこにいるの!いるわけないでしょう!」
マリアは翼を叱る。
「翼、お前が私をどう思っているかは分からない。だが、これだけは聞いてほしい。翼という名前は、私とお前の母さんの二人で、考えた名前だ。風鳴の血に囚われないように、風鳴の家から旅立ち、夢へ向かって羽ばたけるように、その名前をつけた。」
八紘は深々と言う。
「父さん…ありがとうございます。イグナイトモジュール、抜剣…」
翼はダインスレイフの力を纏う。
「遂に来たか。ファラ、僕はキャロルと合流する。ここは任せた。」
【ATTACK RIDE-WARP-】
雅は変身を解除し、ワープで移動する。
「♪邪鬼の 遠吠えの 残音が 月下に呻き狂う 今宵 の我が牙の 切れ味に同情する」
「これは楽しめそうね!」
ファラは剣殺しを振るう。しかし、それでは翼の刃は砕けなかった。
「何っ!?」
「♪其方 の戒名に 記す字を どう彫るか明示せよ 断末魔の 辞世の句は 嗚呼、是非も無し 
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