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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
013話 衛宮士郎の春休み(?)
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あれから姉さんになぜか魔術でしぼられてへとへとになりながらもなんとか平然を装って終業式になって俺とネギ君の正式な教師としての任命式が終わり、4月からネギ君は引き続いて3−Aの担任、俺は副担任になった。
だが、驚くことがあった。なんと姉さんが保健の教論の資格を取得して俺たちとともに学園で働くことになったらしい。
聞いてみると俺に隠れてなにかしていたのは資格を取るためだったらしい。努力を俺に見せないところは遠坂と同じで可愛いところがあるなと思ったのは内緒だ。
それと寮長の仕事はどうする? という話題になったが部屋はそのまま使っていいらしく、姉さんがいない間は代わりに入ってくれるという話で落ち着いたらしい。

それでなぜか終業式が終わった後、教室では色々盛り上がって『学年トップおめでとうパーティー』なるものが行われることになった。
そしてまた料理を作ってほしいといわれて理由を聞いてみるとみんながあのときの料理の手さばきを直に見たいらしいといわれたので、今度はしっかり姉さんもいる手前、中途半端なものは作れんなと思い(怖いから)また料理を振るうことになった。


◆◇―――――――――◇◆


Side 神楽坂明日菜


あの騒がしいパーティー(なぜか長谷川さんが変な格好をしていてそれをネギがくしゃみで服を吹き飛ばす騒動があった)の数日後、最近このかの様子がおかしいと思う。いや普段からもどこか抜けてるところがあると思うんだけど最近は特におかしい。
あ、見る限りは別段変化はないのよ? でもたまにボーっとしていることがあるし……。
やっぱりあれが原因なのかしら?士郎さんに助けられた時のこのかは俗に言うお姫様抱っこをされていたし。それにあのシチュエーションじゃね。

「ねえこのか? なんか最近ちょっとおかしくない?」
「え? そんなことあらへんよ? それよりネギ君はどこやろな?」

そうなのである。このかのことも心配だが今は春休みで校内の案内を頼んできたのにどこかにいってしまったネギを探索中だ。
しかたがないのでちょうどタイミングがよく朝倉が通りかかったので、

「朝倉、ちょっとネギを探してるところなんだけど見つからないし、しょうがないから放送頼める?」
「お、いいよ〜。変わりに後でなにかネタがあったら教えてね。ま、一つはありそうだけどね」
「なんのこと?」
「またまたー? アスナも気づいてんでしょ? このかが最近様子がおかしいってこと」
「うっ! さすが麻帆良パパラッチね……」
「それで? なにが理由なのかな〜?」
「知らないわよ。それより早くネギを呼んでくれない?」
「ちぇ、残念。まぁいっか。了解了解」

朝倉がいなくなってから少し経って大々的に放送があってネギが泣きながら走ってきた。少し悪いことし
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