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クラディールに憑依しました
好き勝手やったツケが回ってきました
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コルに変えます。 縁が無かったと言う事で……失礼します」


 お辞儀をして去る…………。
 …………あーぁ。 どうするかなー。 リズベットの鍛冶スキルを早めに上げようと思ったけど――あの態度は間違いなく裏があるよな。

 近くにNPCが出してる露店を見つけて売却可能か確認する、NPCに雑魚から集めた素材、レアな物もいくつか有ったが纏めて範囲指定して売――――。


「ちょっと待ったッ!?」


 OKボタンを押す寸前にリズベットに肩を捕まれた。


「あんた何してんの!?」
「……要らない素材を売る所ですけど? 重いだけだし――何故此処に? 露店は良いんですか?」
「あんたが『素材を全部NPCに店売りする』なんて言うから、まさかと思って付いて来たのよッ!! それだけの素材を店売り!? それでどれだけの武器や防具が作れると思ってるの!?」
「要らないんで」


 リズベットが俺の襟首を思いっきり引っ張った――ハラスメントコードが表示される。
 NPCに素材を売ると言う事は、その素材は市場に流通する事無く、完全消滅する事を意味する。


「もういっぺん言って見なさいッ!!」
「要らない」


 リズベットの鍛冶ハンマーが俺の頭に振り下ろされ、ノックバックが発動する。
 圏内だからノーダメージなのだが――怖いものは怖いな、特に女の子が怒った時の雰囲気は、正面に立つ事さえ勇気が要る。


「ふざけるなッ!! このゲームはただのゲームじゃないのよッ!? それだけの素材と同じ量を集めるのにッ! ――どれだけの人が命を掛けると思ってるのッ!?」


 リズベットが涙を浮かべながら訴えてくる…………だが、俺はリズベットの手を握り返し、逃げられない様にしてから――こう言ってしまった。


「俺がさっき立ち寄った鍛冶屋の子にも、同じ台詞を言ってやってくれ」
「――――――――――ッ!!」


 大粒の涙を流しながらリズベットはその場に座り込んだ――――先生っ!! 周辺からの視線が物凄く痛いですッ!!
 とりあえず、『場所を変えよう』とリズベットを宥め、露店の商品を片付けさせてからバザーを去った。


 ――そして現在、リズベットの借りた部屋にお邪魔している。


「……客を選んだりして悪かったわ」
「いや、俺も相当無茶な要求をしたし」


 リズベットはまだ涙目だ、時折頬に涙が零れたりしている。


「……違うの……友達がね……教えてくれたの、あんたに良く似た人に毒を飲まされたり、倫理コードがメニューの中にあるって勝手に解除されたりしたって」


 ――物凄く身に覚えのある話だったッ!!


「……それで、アルゴに本当にそんな危険人物が要るのか聞いて見
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