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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第58話
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々と無茶苦茶よ…………」
疲れた表情で呟いたサラの疑問に小悪魔な笑みを浮かべて答えたレンの答えにその場にいる全員が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中アリサはジト目で呟き、セリーヌは呆れた表情で溜息を吐いた。

「ちなみにセリカお兄さんが殺した神は”正義の大女神アストライア”よ。」
「何じゃと!?」
「よりにもよってオリンポスの一柱なんていうとんでもない大物の神を殺したとはね…………ん?そういえば、皇子達が巻き込まれた”影の国”とやらでもその”正義の女神”も巻き込まれて共闘したって話だったけど…………一体どういう事かしら?」
「それに”正義の女神”はリィン君と契約をした”慈悲の女神”の姉神に当たる”女神”ですが…………姉神が殺された件で、”慈悲の女神”が”神殺し”に対して思う所等はないのですか?」
レンが口にした新たな情報にローゼリアは驚きの声を上げ、疲れた表情で呟いたセリーヌはある矛盾に気づくと眉を顰め、トマスは真剣な表情で訊ねた。
「”影の国”の事は以前に少し説明したが”想念”によって作られた世界だからね。現世では既に死亡していた”正義の女神”――――――サティアさんも”想念”によって”影の国”に降臨できたんだ。ちなみに生前のサティアさんはセリカさんと恋仲で、”影の国”で運命的な再会を果たした二人は私達の事を気にせず躊躇わずに早速ラブシーンを見せてくれたねぇ、はっはっはっ。」
「少しは口を慎め、このお調子者が…………ッ!」
セリーヌの疑問に対する説明をした後暢気に笑ったオリヴァルト皇子の話にその場にいる多くの者達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中ミュラー少佐は顔に青筋を立ててオリヴァルト皇子を睨んだ。

「こ、”恋仲”って…………それじゃあどうしてそのセリカさんって人はその女神様を…………」
「クスクス、それには”深すぎる事情”があるけど、本人達の承諾もなしにその”事情”を説明できないわ――――――レンだって、セリカお兄さんだけは”絶対に敵に回したくないもの♪”」
「そんな言われ方をして話を打ち切られたら、余計にそのセリカって人の事が滅茶苦茶気になるんだけど。」
「まあ、女神の恋や”神殺し”誕生の秘話なんだから、それこそ”神話”のような物語なんだろうねぇ。」
困惑しているトワの疑問に対して答えを誤魔化したレンの答えにその場にいる多くの者達が脱力している中フィーはジト目で指摘し、アンゼリカは苦笑しながら推測した。

「余談だけどその”深すぎる事情”にはアイドスお姉さんも関わっているけど、”色々あった結果”セリカお兄さんとアイドスお姉さんは既に和解しているから、二人の仲を心配する必要はないわよ♪」
「だから、その”深すぎる事情”を説明しろっつーの。」
「もしかしてリィン達はアイドスさんの”深すぎる事情”に
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