第52話
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エレボニアを捨てることにも未練がなかったんだろうねぇ。」
「訓練兵時代のリィンの相棒という事はそのステラさんがセシリア将軍の話にあった訓練兵時代にリィンと最も親しかった人なのでしょうね…………」
「それも元は帝国貴族の出身とはな…………”ディアメル伯爵家”といえば”四大名門”に次ぐ名門貴族の家の一つなのに、何故家どころか故郷を捨てて軍人になったのかまるで理解できんな。」
フィーの質問に答えたレンの答えを聞いたマキアスは目を見開き、ミュラー少佐は驚きの声を上げ、オリヴァルト皇子は疲れた表情で呟き、アリサは複雑そうな表情で呟き、ユーシスは真剣な表情で呟いた。
「うふふ、ステラお姉さんに限らず様々な事情でメンフィル軍に入隊した元エレボニア帝国出身の人達もいるわよ?…………ああ、その件で思い出した事があってちょうどいい機会だから、Z組のみんなに紹介してあげるからちょっとだけ待っていてね。ベルフェゴールお姉さんはお疲れ様♪」
「ふふっ、ご主人様の元クラスメイトがどんな人達なのかの確認も終わった事だし、私はそろそろ失礼させてもらうわ。――――――次は”戦場”で会いましょうか♪」
レンはエニグマを取り出して部屋から出ていき、ベルフェゴールはアリサ達を見回した後転位魔術でその場から去っていった。
「結局何をしに来たのよ、あの痴女は…………」
「彼女の口ぶりからすると、リィンの同級生であった”Z組”について純粋に興味があったからなのであろうな…………」
「そ、それよりもレン皇女殿下が僕達に紹介したい人達がいるみたいな口ぶりで部屋から出て行ったけど、一体どんな人達なんだろう…………?」
「ま、今までの話の流れから恐らく君達にとっては衝撃を与えるような人達なんだろうねぇ。」
ベルフェゴールが去った後疲れた表情で溜息を吐いたサラの疑問にアルゼイド子爵が静かな表情で答え、不安そうな表情をしているエリオットの推測にアンゼリカは疲れた表で溜息を吐いて答えた。そして数分後レンが部屋に入ってきた。
「――――――待たせたわね。という訳でみんな、入ってきてちょうだい♪」
「――――――失礼します。」
部屋に入ってきたレンが開けっ放しにしている扉に視線を向けて声をかけるとアリサ達と同年代と思われるまだ幼さを残した軍人達とフォルデと同年代と思われる軍人達が部屋に入ってきた。
「それでレン皇女殿下、ご用向きは何なのでしょうか?」
「召集をかけたメンツから察するに”灰獅子隊”関連の話でしょうか?」
「いえ、その話をするにしてもそちらにいる”部外者”達に聞かせるような話ではないから、恐らくそちらの部外者の方達が関係しているのでしょうね。」
焦げ茶の髪の少年と金髪の少年はそれぞれレンに訊ね、金髪の少年の推測を否定した茶髪の少女はアリサ達を見回し
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