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吸血鬼になったエミヤ
040話 学園祭編 衛宮家族との団欒
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アで時間旅行を繰り返しており、ネギが悩んでいた生徒達の出し物をほぼすべて消化して後は二日目までエヴァの別荘で寝ていようという魂胆だったのだが、アスナの一言、

「……そういえば、『まほら武道会』でシホとは会ったけど、それまではどこでなにをしていたんだろう……?」

という呟き。
その一言にネギは普段から大変お世話になっているシホの事も気になったために、もう後は寝るだけであったが無理してもう一回カシオペアを使ったのであった。
さらに言えばもう各所で複数いるネギ達と遭遇するかもしれないという不安感なのかお忍びで変装をして付いて行っているのであった。
まぁ不安な気持ちも分からなくもないが、数回に及ぶタイムトラベルで一回ももう一人の自分達と遭遇しなかったのだからそこらへんは保証はしていいだろう。

「わぁ! シホ、とっても嬉しそうやね」
「そうですねお嬢様。まるで本当の家族かのようです」
「なんかあの家族とは関係がありそうっすね。シホの姉貴とそっくりの容姿っす」
「そうだねカモくん。アスナさんはどう思います?…………アスナさん?」

ネギがアスナの方を向くとなぜか無言で口を押さえて涙を浮かべていた。

「シホが……シホが……あんなに普通に笑顔を浮かべている……これって、もしかして夢……?」
「姐さん姐さん……これ現実っす」
「わかってるわよ!」

アスナの気持ちが分からなくもない一同であった。
シホもシホで気持ちが上ずっているのか普段なら気づきそうな気配を気づかないでいるほどに今がある意味で幸せなのだろう。
エミヤのように同族嫌悪も士郎には感じられないので気兼ねなく過ごせている。





それからシホは衛宮家族を連れてとある場所までやってきて、

「それじゃ少し待っていてください。先に仕事をしないとですから」
「仕事って……物騒だね。なにか手伝おうかい?」
「お気持ちだけもらっておきます。タマモ、付いていてあげてね?」
「わかりました。シホ様」
「それじゃ……」

瞬間、シホは瞬間移動でもしたかのように消えて高台まで移動していた。

「(速い!? 今の目で追えた? 刹那さん)」
「(い、いえ……わたしも無理でした)」
「(せっちゃんも無理ならうちらは無理やね)」

高台まで登ったシホはドランシーバーを片手に持ちながら、

「いた……」

そして構えるのはかなり物騒である弓。
これはさすがにどうなのだろうと、前の時間でネギは龍宮の仕事ぶりを思い出しながらも思っていた。

「(龍宮隊長みたいだね)」

それを見ていたネギ達はさらに驚く光景を目にする。
矢の先にはおそらくなにかの粉末なのだろう、それを番えて構えてまるで神速かのごとく決まった方角へと数発放つ。すぐさま投
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