スーパーロボット大戦OGs
0011話
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「さて、次だ」
こうして、結局この日の午前は射撃訓練だけで終わってしまった。
翌日。今日はシミュレータを使った訓練の日だ。
「今日はシミュレータ訓練となる。これは昨日の射撃訓練と違って幼年学校組は経験あるだろうから俺からは大まかな説明だけさせてもらう。詳しい説明は幼年学校組に聞くように」
教官がシミュレータの使い方を説明すると、その後の説明はそのまま幼年学校組に投げられる。
いや、いくらなんでも手を抜きすぎじゃないか?
周囲を見ると、やはり不満そうな顔をしているものが多い。
特に一般組で不満そうにしているのが多いが、これは当然だろう。
いくら経験者だからと言っても、結局の所俺達は生徒でしかない。どうせ教わるならきちんとした教官に教わりたいと思うのは当たり前だ。
ま、これが入学した時に言っていた一般組に教えなければ連帯責任云々って奴なんだろうけど。
パイロットコース50人のうち、幼年学校組は俺を含めて25人。一般組が25人だ。
あからさまにきっちりと人数がわけられているが、パイロットコースの教育方針か何かなのだろう。
「アクセル、頼めるか?」
「了解、了解っと。お前等も先生役1人と教え子役1人でペアを作れよ」
バリソンの言葉に頷いてから、まだまごまごしているクラスメイトに声を掛ける。
本来なら自分の事は自分でやれと言いたい所だが、1年代表である以上はある程度フォローしなければならないのが面倒な所だ。
「まず、最初にこのスロットにIDを通す」
シミュレータの横にある装置に自分のIDを認識させる。
「そうすると見ての通りシミュレータが開くから中に入る事が出来る。っと、ちょっと待ってくれ」
シミュレータ装置に座り、設定を多少いじる。
「今は設定をいじってドアは開いたままになってるが、本来は閉まる。で、ここで機体と武器の選択をして作戦目的を入力、1人でやるか他のシミュレータと連動してやるかを設定して開始のスイッチをONにする」
さすがにドアが開いている状態で実際にシミュレータを起動させてしまえば危険極まりないのでスイッチはそのまま。
「操縦方法はパイロットコースにいるんだし、大体分かるよな?」
俺たちは幼年学校で既にシミュレータを使っているので操縦方法は覚えている。だが、一般組はパイロットコースに入学が決定した時点で最低限機体を動かすのは可能な筈だ。
と言うか、入学試験に入ってる筈だし、それ以前にバーニングPTをやった事があれば大体感覚的に分かるだろう。
そして案の定、バリソンは操縦方法を知っていた。
「ほら、じゃあやってみろ」
設定を全てキャンセルして初期状態に戻すと、バリソンと代わる。
初期設
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ